
アレルギー抗体(IgE)とは、自分に苦手な物がからだに入ってくると拒否反応を起こす抗体のことです。血液中のアレルギー抗体値(IgE抗体値)が高いほどアレルギー体質だと考えられます(正常値は200前後)。ただアレルギー抗体値が高くても発症しない場合もあり、逆にアレルギー抗体値が低くても発症する場合もあります。
妊娠するとホルモンバランスに変化が起こることから、抗体を持っている人でもアレルギー症状が治まることがあります。しかし逆にアレルギーが悪化する人もいて、蕁麻疹が出たり鼻水や涙が出たりと、今まで以上にその症状に悩まされる妊婦さんもいるでしょう。
妊娠中のアレルギー対策は、何といってもその原因となるアレルゲンを避けること。アレルギーの原因が食べ物の場合は、今までよりも食材に注意する、花粉などの戸外が原因なら出来るだけ室内で過ごします、ほこりやペットが原因の場合はそこには近づかない、などです。
しかしいくら対策や工夫をしても一向に効果がないなら、医師に相談して症状をやわらげるために抗ヒスタミン剤などのアレルギー治療のための薬をもらったほうがよいでしょう。妊娠中の薬の服用には抵抗があるかもしれませんが、医師とよく相談して安全性を確認してください。
なお両親にアレルギー抗体があると、かなりの確率で赤ちゃんにも遺伝します。ただし赤ちゃんがアレルギー体質を遺伝しても発症するとは限りません。アレルギーの遺伝にはまだわかっていないことが多く、例えば「妊娠中に食物アレルギーの食べ物を避けてしまうと赤ちゃんはなおさら免疫がなくなってしまう」という考え方もあるのです。
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