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生姜のポカポカ効能

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生姜(ショウガ、しょうが)の体を温める成分は、冷え症に悩む女性や妊娠中の血行不良に効果的です。生姜にはジンゲロールと言う殺菌成分と、ジンゲロールを加熱変化させたショウガオールと言う体を温める成分が含まれています。

生姜とは

生姜(ショウガ)とは多年草の食材で、野菜として食材や味付けに利用されるだけではなく、漢方薬の原料としても有名です。

私たちがスーパーで見かける生姜は、根っこの部分です。地上にはまっすぐと茎が生えて、葉が広がっているように見えます。実際は茎も葉が幾重にも重なっている状態なだけで、地上に見えているのは全て葉です。

一般的に見かける黄金色のかたまりの生姜は、秋に収穫されます。生姜は保存食にもなるのに夏は気温が高くて葉が成長しても、冬の寒さには弱くて葉が枯れ始めます。葉が枯れ始めたそのときに根を掘り出して、新生姜として出荷されるのです。新生姜の特徴は、スジがすくなくて柔らかいところです。

スーパーでは綺麗に表面を洗って販売されていますが、もともとは土の中で育っているので掘り起こすまで形や大きさもわかりません。

生姜の成分・ジンゲロール

生姜には「ジンゲロール」という成分が含まれています。あまり聞いたことのない成分ですが、殺菌にもつながる効果があります。

生の生姜を食べた時に感じる辛味成分がジンゲロールです。ジンゲロールは生の生姜にだけ存在します。

ジンゲロールは妊娠中のつわりの吐き気にも効果的だと言われていて、セロ二トンという神経伝達物質で吐き気や頭痛を引き起こす可能性があるとき、生姜のジンゲロールがセロ二トンの働きを治めるよう働いてくれます。

ジンゲロールは血管を拡張させる働きがあるので、血流の詰まりや停滞を解消してくれます。その結果、冷え症も改善しやすくなります。

血行がよくなれば冷えやすい末端まで血液が届き、体温が上昇して免疫細胞を活性化させればウイルスに抵抗できる免疫力をつけることができます。

つまり生の生姜のジンゲロールという成分が、体内の殺菌や抗体力をサポートして、健康の基盤となる体作りをしてくれるのです。

冷え症になりにくい健康な体を作るなら、生で食べる生姜がおすすめです。

生姜の成分・ショウガオール

生の生姜にはジンゲロールが含まれていると説明しましたが、その生姜を乾燥させたり加熱するとジンゲロールはショウガオールと言う成分に変化します。

ショウガオールはジンゲロールと比べて殺菌効果は劣りますが、発汗・体の芯から温める効果は強固です。

冷え症で体内からポカポカさせたい時は、乾燥させたり加熱した生姜を取り入れるのがおすすめです。

調味料としての生姜

生姜の疑問

調味料としての生姜は辛味成分によるアクセント、他食材と組み合わせることで臭みを消す役割があります。ただ酸素に長時間触れていると、せっかくの生姜効果も薄れます。もしも生で食べるときは、食事直前に用意することをおすすめします。

生姜だけだと辛味が強いので、砂糖や蜂蜜を加えて甘みをだすこともできます。臭いも独特ですが、意外と組み合わせるバリエーションは豊かです。

生薬としての生姜

生姜は昔から漢方薬にも使用されたり、生薬(しょうやく)としても知られています。漢方では「ショウキョウ」とも呼ばれ、根を乾燥させて刻んで使います。漢方は効能によって様々な組み合わせがありますが、ショウキョウはかなり多くの組み合わせに含まれています。

効果はセキや痰(たん)を鎮めたり消化器系の荒れを抑える働きがあります。風邪症状や胃もたれ、胸やけ、吐き気に活用されています。

またショウキョウは乾燥させて使うと紹介しましたが、生姜は乾燥させたほうが温熱効果が高まるとも言われています。そのため乾燥した熱を加えている生姜は、生の生姜よりも冷え対策に効果的です。

臭み取りとしての生姜

生姜は、魚など独特のにおいをもつ食材の消臭をしてくれます。煮魚を調理する時に、生姜をいれると独特のにおいが解消されます。

同じように寿司を食べるときのガリも、寿司の生魚の臭いを口内に残さないことと殺菌効果が目的でもあります。

このように保温や発熱以外でも生姜は様々な効能があるので、毎日の調理に取り入れやすい食材でもあります。

妊娠中も安心

生姜は妊娠中も安心して食べることができるので、積極的に調理に加えたい食品です。

カフェインや刺激物と違って、生姜には体を温める成分や、消毒効果のある成分が妊娠中の体にもやさしく働きます。

ただし、生姜を食べやすくするために砂糖など他の調味料をつかっている場合は、糖分や塩分の摂りすぎに注意したいです。いつも砂糖や塩を使わないと、生姜を食べることができない場合は量に気をつけてください。

サプリメントで摂取する場合は、1日の摂取量は規定に従ってください。

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