←こんな基礎体温表を簡単作成。自分の基礎体温と妊娠した人たちとのシンクロ検索が可能
・カバサール。
・温経湯。
・卵管造影検査(異常なし)。
・男性検査(異常なし)。
・タイミング法。
・卵胞チェック。
・HCG注射。
排卵検査薬、基礎体温を使い、自己流でタイミングを試みましたが10ヶ月経ってもできず、もしかして何か問題があるかも、あるならきちんと知って対処したいと思い、病院にいきました。
最初の1周期は高温期と低温期の血液検査のみでしたが、その結果、336という高いプロラクチンが判明しました(通っていた病院では30以下が正常範囲)。100以上あると下垂体腫瘍を疑うとのことで、脳外科のある他病院のMRI検査にまわされましたが、診断は腫瘍よりも小さいマイクロアデノーマ(微小腺腫)で細胞自体の活性が高いだけだとのこと。
手術などをする必要はなく週1度、カバサールを服用するだけでよいということになりました。それまで生理はきちんと26~30日周期で来ており、基礎体温も2層になっていたので、排卵障害の原因である高プロラクチンと診断され非常に驚きましたが、もし病院に行かなければ気がつかなかったと思います。
漢方は、卵胞ホルモンの値も少し低いと云われ、基礎体温のあがり方がにぶいのも気になっていたので、こちらからお願いして処方してもらいました。その後、薬を飲み始め、卵管造影検査(異常なし)をし、卵胞チェックを経てHCG5000の注射1度打ったその周期に妊娠。
基礎体温がきちんと2層になっているのに、なぜ注射を打つ必要があるのか聞いたところ、タイミングを取るためと子宮内膜の状態をよくするためとのことでした。まさか治療を初めてすぐに妊娠すると思っていなかったので、正直、びっくりしました。
いつも本格的に生理が始まる前に、2~5日ほどほんの少しの出血が続きます。今回も高温期12日目におりものに細い糸のような出血が混じったので、生理が来るのかと思いました。
治療を始めたばかりだし、しょうがないと諦めましたが、出血があった1日前から基礎体温があがり始めていたので、薬を飲み続けていいか念のために、と調べたら(出血2日目)陽性になりました。
すぐに病院に行ったところ、カバサールは流産防止のため心拍確認まで服用、温経湯は陽性後すぐに服用中止といわれました。出血は心拍確認まで15日ほど続き、おまけに陽性を確認したちょうどその日に軽い運動をしてしまったせいで出血量が増えてしまい心配しましたが、その後、無事収まりました。
おそらく受精卵が根を張る過程での出血だと思いますが、妊娠を意識せず、基礎体温を測っていなければ、量の少ない変な生理だと思ったと思います。
・冷え性なので、体をあたためるようにしました。
・ルイボスティーを飲んでいました。
治療を始める前までは、夫婦だけで悩んでいましたが、きちんと検査をし、原因が分かったことで気持ちが楽になりました。また、MRIを撮るなど大ごとになったので、実家の母にも治療を始めたことを云いましたが、悩みを打ち明け、応援してもらい、その点でも肩の力が抜けた気がします。
加えて先生が明るく前向きな方だったのも、よかったのではないかと思います。病院に通うというよりも心配事を解決してもらうカウンセリングに通うような気持ちで、治療に向かうことができました。人にもよると思いますが、わたしの場合は、病院に行き始めたことで、それまで硬くなっていた心のコリがほぐれた気がします。
避妊をやめれば妊娠はすぐにできるものだと思っていました。だから自分が悩んでみて、とても勉強になりました。子どもがいてもいなくても、欲しい人でも欲しくない人でも、どんな人でも価値観を押し付けあわず、それぞれ尊重されながら幸せに暮らせる、そんな風になるといいなと思います。