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吐きづわりと食事

頭痛

妊娠週&出産カウントダウンの設定

妊娠初期に多い吐きづわり中に、気を付けたい食事のポイントと飲料について、やさしく説明します。嘔吐後は胃が荒れているので、胃を刺激しない食事が適しています。脱水を防ぐために、水分補給も忘れないでください。

吐きづわりの原因

疑問

妊娠すると女性ホルモンが増加して、黄体ホルモンや絨毛性(じゅうもうせい)ゴナドトロピンが分泌されて、母体は普段と違ったホルモンバランスになります。それだけで、外部の影響にも普段とは違う反応をしたり、影響を受けるとも考えられます。

ただし、つわりによる嘔吐の原因には「絶対これだ!」と言えるものはありません。人それぞれ、嘔吐のきっかけになる原因は異なります。

周囲の妊婦さんと比べて、自分だけ違う条件で吐きづわりの嘔吐が続いていたとしても不安になることはありません。

嘔吐後の胃はどんな状態?

嘔吐とは、胃の中にあるものが食道を逆流して口から吐き出されてしまうことです。通常は口から食道をおりて胃にたどり着くのですから、何らかの条件で逆再生してしまうことは不快症状です。

ウイルス感染や病気での嘔吐の場合は、ウイルスなどで胃が刺激されて嘔吐が発生して、それによりウイルスなど侵入ぶつを体内から追い出します。

つわりで嘔吐する時は、胃のないようぶつに関係なく嘔吐症状が現れます。ことさら、吐きづわりは胃に何もなければ胃液を出すほどです。

嘔吐後の胃は、通常と別の動きをしているので不安定な状態です。だから、すぐに何かを食べたらまた逆流して嘔吐する可能性があります。

嘔吐後の食事

つわりの嘔吐後は胃を休めてください。最低でも30分は食事を控えます。胃がスッキリして不快感が無くなる場合でも、休息させてください。

つわりの嘔吐の場合は不快感が継続しやすいので、無理に食べなくても大丈夫です。例えばご飯の炊けるにおいで嘔吐した場合、ご飯を見ただけで、再び吐き気がこみ上げます。

つわりで嘔吐を繰り返す時は、1日の摂取カロリーや栄養成分は気にせずに、まずは嘔吐が治まって胃が落ち着くことを目指します。

落ち着いたら、消化のよいものを少しずつ回数を分けて食べ始めます。お腹が空いたからといって一気にまとめて食べると、嘔吐はなくても消化器官がびっくりして荒れてしまいます。

食べやすいもの

アボガドやチーズも栄養価が高いので、ほんの一口でも栄養効果があります。食べ過ぎると負担になるので少量がポイントです。

つわりの場合は湯気や温かいものが苦手になる妊婦さんも多いので、冷ましてから食べたり自分の好みで食べましょう。無理せず食べることのできる食事が一番です。

避けたいもの

基本的に病気の時に避けたいと思う食事は、つわりの嘔吐後も避けましょう。刺激のある味や香りも、落ち着くまでは食べ過ぎに注意してください。

柑橘類にはグレープフルーツなど、つわり中も人気の果物があります。絞った果汁を少量ずつ飲んで、様子を見ながら再開しましょう。

食物繊維が多いものは消化しにくいので、妊娠中には必要な栄養素ですが、嘔吐が治まるまでは食べないほうが安心です。

嘔吐後の水分補給

つわりが原因の場合は、食べたくなければ食べなくても大丈夫です。無理に食べても嘔吐する時は、水分補給に徹してください。イオン飲料は水分補給に適していますが、飲みすぎると下痢になります。

飲み物は好きなもの、飲みやすいものなら大丈夫です。でも、お酒や炭酸飲料は控えます。嘔吐の場合は水分補給が大切です。母体が脱水症状になると、お腹の赤ちゃんまで困ってしまいます。

妊娠中は糖分の摂り過ぎは避けたいものですが、食欲がなくて水分補給に努める時は、エネルギー補給として砂糖を加えても大丈夫です。甘い飲み物なら飲めるという時も、飲んで大丈夫です。

食べづわりが悪化すると、飲み物ですら嘔吐してしまいます。この状態だと、なかなか体力が回復しないので病院で点滴をうつケースもあります。

嘔吐後の注意点

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こんな時は、つわりだからと我慢しないで病院で診てもらいましょう。普段なら我慢し続けるかもしれない症状でも、お腹の中に赤ちゃんがいることを忘れないでください。

妊娠初期のつわりで病院にいったり、入院して点滴治療をすることは、体調管理が出来ていないとは見られません。逆に我慢し過ぎて放置するほうが、良くないことです。

嘔吐が続いて不安な時は、妊婦検診まで日があったとしても、すぐに診察を受けてください。赤ちゃんの状態など自分では判断できないこともあるので、妊娠中は医師との連携が大切です。

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