妊娠初期に多く悩むつわり症状で、妊婦はどんな気分になるのか紹介します。症状の強さに個人差がありますが、つわりは共通して不快感を伴う症状です。
妊娠初期はつわり症状に悩まされてストレスが溜まるママが続出します。そんな時は、他のことにもやる気が持てなくなることがあります。
眠気が強いと積極的にお出掛けする予定をたてるのが面倒、においが気になる時は外食やメイクも苦手になります。
特にご飯の炊けた時の湯気で不快になる時は、料理自体が苦手になります。そうなると家族の食事を作ることにもやる気がでず、においが気にならないように惣菜や湯気のない食事を好むようになりがちです。
そんな、やる気の出ない手抜きな自分に負い目を感じてしまう妊婦さんもいますが、つわり症状が原因なら一時的な気持ちの変化だと受け止めてください。
つわり症状が治まる妊娠中期になると、自然と気持ちも前向きに変わったり、面倒だったことも気にならなくなります。
妊娠・出産は予測できないことが沢山あるので不安になることも多々あります。特に胎動もまだ感じず赤ちゃんの存在が確認しにくいのに、つわり症状で体調だけが悪くなる妊娠初期は、理由のはっきりしない漠然とした不安に悩む時期です。
「妊娠出産のすべてが今から不安」だと漠然とした気持ちがあると、つわり症状もよけいに強く感じる傾向があります。感情の起伏が目立つと、さらにつわり期が長く感じたり、終わりがないように感じてしまいます。
不安が押し寄せる時は、自分しか見えていない時です。無事に出産した人や笑顔の妊婦さん達が余裕でいるようで、とても不安になってしまいます。実際は誰でも不安を感じているので「自分だけじゃない」と考えてください。
つわり中は、急な不快症状で予定を変更したり、自分の思い通りに行動できないことがあります。出掛ける予定や仕事のスケジュールを組んでも「つわりが酷くて」と変更しなければいけない状況もあります。
周囲へ迷惑をかけていると自負したり、予定通りに進んでいないことが気になるほど焦りが強くなりがちです。結果、イライラして何から手をつけたらよいのか解らなくなってしまう妊婦さんもいます。
つわり症状は薬で痛みや不快感を解消できないことがネックです。我慢するしかないと思うと、余計に気になってしまうものです。つわりは台風のように、通り過ぎるまでは対処法しかないとゆったり構えてください。
つわり症状で悩んでいる妊婦さんは、「妊娠初期でこうも大変なら出産はもっと大変だろう」と考えてしまいます。
ただ大変だと感じる症状は、出産とつわりでは異なります。頑張って乗り越えることは、どちらも同じです。逆につわりを乗り越えたら、1つの難関を突破したと思ってください。
つわりを経験したら、出産に対する自信もさらに強くなるはずです。だから、つらかったり苦労したつわり症状を経験するほど、お産の時には強みになると考えましょう。
ちょっと想像してみましょう。妊娠3ヶ月(8〜11週)頃には8cm程度の小さな赤ちゃんの体から、手足がちょっとだけ出ています。まだ小さくて短い手足をバタバタ動かすこともあると思うと赤ちゃんの頑張りに感動します。
出産はけっして怖いだけではないのです。こうした小さな命の成長に目を向けて、恐怖だけではなく喜びも感じたいですね。
妊娠初期につわりが目立つ人は、つわりの軽い妊婦さんを羨ましく思います。確かにつわり症状は、不快な気分になることがほとんどですが、気の持ちようで前向きにも考えられます。
つわり症状は妊娠したからこそ起こる症状です。だから妊娠初期に、赤ちゃんがいることを実感する時でもあります。
一生懸命赤ちゃんがベッドを作っていると思って、ママも妊娠初期のつわり期を前向きに過ごしてください。