妊娠初期のつわり中に、不快感を感じにくいデザートや間食を紹介します。つわり中はサッパリ後味の残らない食感や、臭いの強くないデザートが好まれます。温かいものよりも冷たいほうが食べやすいようです。
炭酸水と好みの果物で作ります。つわり中は少量ずつのほうが食べやすいと感じる妊婦さんが多いので、果物は一口サイズか、それよりも小さめに切ってください。
炭酸水は果糖サイダーだと糖分の摂りすぎが心配です。無糖サイダーのほうが余分な糖分も心配せずに済みます。
ただ、無糖だと甘味が物足りないと感じる人もいます。甘味を減らしたぶん、レモンやミントの葉で香りをつけてみましょう。
炭酸フルーツポンチをおすすめしたいのは、つわりの不快感で炭酸飲料を飲みたくなる人です。コップやペットボトルで飲むよりも、器に盛った炭酸フルーツポンチをスプーンで食べるほうが少量の炭酸水で済みます。
炭酸飲料の飲みすぎが気になっている妊婦さんは、スプーンで食べるデザートに変えてみましょう。果物で満腹感もあるので炭酸飲料の量を減らしやすくなります。
材料:グレープフルーツ(果汁と果肉)300cc、ゼラチン5g。
普段は酸味が苦手な人も、つわり中に限ってはグレープフルーツゼリーを好んで食べる人が多くいます。口内がアルカリ性から酸性に傾くので、味覚の感じ方も変わるようです。
グレープフルーツをそのまま食べるのに飽きたらゼリーも試してください。もしくは半分にきったグレープフルーツをスプーンで食べた時の残りを絞ると、細かい果肉や汁がまだ残っていることがあるのでそれを使っても作ることができます。
半分に切ったグレープフルーツの中身を使うと、ボウル型の皮だけが残りますね。これを容器に使って冷蔵庫で冷やすと、見た目も楽しくなります。グレープフルーツの皮は厚みがあるので汁漏れの心配もありません。
果肉入り果汁で300ccのグレープフルーツに対して、粉ゼラチンが5gです。好みの固さを見つけたら、ゼラチン量を調節してください。トロトロ果汁を残したい時は、果汁300〜400ccに対してゼラチンを5gに。
果汁の50ccほどを先に鍋で温めます。ゼラチンを全部加えてふやかしたら、のこりの果汁も加えてよく混ぜてください。あとは冷蔵庫で冷やすだけです。
朝のつわり症状でだるい人は、夜のうちに作って冷蔵庫に入れておくと翌朝がラクです。
ゼラチンが苦手な人は、粉寒天を使います。粉タイプは使いやすいので便利ですが、どちらもしっかり溶かすことがポイントです。
材料:トマト1、砂糖大さじ2、レモン果汁、ミントの葉1〜2枚。
トマトも、つわり中に食べる食材の1つで有名です。そのまま食べても酸味と甘みがあって食べやすいのですが、水分補給をしたい時はシャーベットもおすすめです。
特に完熟トマトは生でも甘いのですが、まだ固いトマトは酸味が強過ぎることもあります。生で食べにくいトマトを美味しくアレンジしましょう。
作り方も簡単で、トマトを沸騰した熱湯につけて15秒ほど待つと皮が簡単にむけます。お好みで中の種を取り除き、一口大に切ります。
トマト大1つにつき、砂糖を大さじ1杯加えます。砂糖はなくても美味しく食べることができるので、少量ずつ試してください。
次にレモン汁を加えますが、つわり中はレモン汁を多めに加えたほうが食べやすいようです。
しっかり混ぜたらミントの葉を千切って加えて、容器にうつし冷凍庫で固めます。容器は浅いほうが2〜3時間で固まります。
体重制限の心配な妊婦さんも、スナック菓子や市販のアイスクリームを食べるよりもヘルシーです。