妊娠中の花粉症対策に効果的と言われる甜茶、べにふうき緑茶、ルイボスティーやエルダーフラワーの特徴と注意点をわかりやすく説明しています。
甜茶には独特のすっきりした甘みがありますが、砂糖ではなく天然の甘みです。苦みの強いお茶が苦手な人、妊娠中の糖分摂取が気になる人にもおすすめです。
甜茶(てんちゃ)は古くから薬草茶として中国茶に使われています。甜茶といってもバラ科やブナ科、アジサイ科など様々です。なかでもバラ科の甜茶にはポリフェノールが多く含まれていて、アレルギーの原因物質となるヒスタミンを抑える効果が期待されています。
甜茶は葉を焙煎して作っているのでノンカフェインです。気を付けたいのは花粉症対策の効果を上げるために数種のお茶をブレンドしている場合です。この場合は、甜茶が含まれていてもノンカフェインとは限りません。妊娠中は成分表示を確認してから飲んでください。
妊娠中の花粉症対策として緑茶を飲みたいときは、べにふうきがおすすめです。べにふうきは、お茶の品種の名前でアレルギー抑制が期待できるメチル化カテキンを多く含んでいます。べにふうき自体は本来アッサム種よりの紅茶ですが、メチル化カテキンは緑茶として飲むと効果的に摂取できることから、花粉症対策にはべにふうき緑茶が有名です。
べにふうき茶はカフェインと鉄吸収を妨げる働きのあるタンニンも含まれるので、妊娠中にノンカロリーのお茶として毎日大量に飲むことは控えます。花粉症の症状が出始める時期に合わせて飲むなど、大量摂取にならないように調節しながら取り入れましょう。
ルイボスティーはノンカフェインで妊娠中だけではなく、妊娠前や産後の授乳中に飲むお茶としても有名です。紅茶のように赤みがかった透明感のあるお茶で、カフェインが含まれないほかにも、タンニン含有量も低いので妊娠中の食生活が心配な人にもおすすめです。
ルイボスティーに含まれる抗酸化物質が、花粉症を引き起こす原因の1つである活性酸素の過剰発生を抑えます。さらにルイボスティーにはSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)という抗酸化成分のある酵素が含まれ、体内で増殖してしまった活性酸素を排出する手助けをします。
ルイボスティーは苦みや渋みが少ないのでアレンジしやすいのも、妊娠中に飲み続ける人が多い理由の1つです。妊娠中はショウガを加えてジンジャールイボスティーにして体内を温めたり、飽きたら豆乳とメープルシロップを加えてチャイ風味にするのもおすすめです。
ハーブティーのなかでもエルダーフラワーは妊娠中も安心して飲むことのできるハーブです。マスカットに似た芳香が妊娠中のイライラを沈めてくれるので、気分転換や疲れた時にもおすすめです。
エルダーフラワーの抗ウイルス効果の高さから、ヨーロッパ方面ではインフルエンザ対策でも有名なハーブです。特に鼻症状に効果的と言われています。体質によってはハーブの効果が強く感じる人もいるので、飲みすぎないよう1日少量を心がけましょう。
花粉症対策に効果的なお茶は健康面でも良いことが多いのですが、逆に飲みすぎることで副作用が出ることもあります。
花粉症対策とはいえ、お茶を飲みすぎると便がゆるくなる人もいます。妊娠中期以降は子宮が大きくなって胃が圧迫されるので、お茶の大量摂取で予想以上の満腹感に悩まされることも避けたいです。
お茶がもたらす花粉症への効果は1杯でわかるような即効性の高いものではありません。そのお茶をのんで体質を改善しながら健康的な体をつくるサポートしていくと考えてください。頻尿になるほど飲むよりも、毎日1杯ずつ飲み続けるほうが妊婦の体にもやさしく続けることができます。
花粉症の時期は、様々な花粉症対策のお茶が販売されています。妊娠中の体への影響が不安なときは、妊婦専用のマタニティーブレンドを選ぶと安心です。
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