2018/10/10

妊娠中の新型インフルエンザ対策

妊娠中の新型インフルエンザ対策。季節性インフルエンザと新型インフルエンザの違い、妊婦と周りが気を付けたい咳エチケットについて。

季節性インフルエンザと新型インフルエンザに違い

季節性インフルエンザは毎年流行

インフルエンザ

インフルエンザとひとくちに言っても、ニュースや新聞をみると「インフルエンザ」だけの表記だったり「新型インフルエンザ」と表記されていたりします。通常のインフルエンザとは季節性インフルエンザを指していることがほとんどです。

季節性インフルエンザは、毎年冬から春にかけて流行するインフルエンザでA型インフルエンザウイルスとも呼ばれる「Aソ連型」、香港かぜをひき起こした亜型(あがた)「A香港型」、B型を指します。

季節性インフルエンザは毎年流行する可能性が高い型で、その多くはA型が少しずつ型を変えながら流行します。流行を繰り返すことから完全ではないものの、抗原性を研究して予防ワクチンが作られています。

新型インフルエンザは予測不可能

季節性インフルエンザもウイルスも常にワクチンから逃れるように抗原性を変化し続けています。明確に解明されていませんが、季節性インフルエンザのA型が突然変異したものが新型インフルエンザになると考えられています。

新型インフルエンザは今まで流行したことのないインフルエンザウイルスによるもので、誰も抗体を持っていない感染症です。症状も決まっていないので予測できず、季節性インフルエンザにみられる急な高熱や咳やくしゃみ、倦怠感や筋肉痛のような体の痛みだけではなく、過去には下痢症状や嘔吐が目立つケースもありました。

もしも新型インフルエンザが流行したら

新型インフルエンザが流行したら、誰も抗体をもっていないし経過が予測できないので、あっという間にウイルスが広まり世界的に大きな影響を及ぼす可能性があります。このような大流行は「バンデミック」と呼ばれます。

新型インフルエンザによるバンデミックで、強く影響を受けやすいのが抵抗力が少ない高齢者や乳幼児、薬の服用が制限されている妊娠中の女性です。医療は進歩していますが、バンデミックがおこると病院が対応に追われ、すぐに診察を受けることが難しくなります。そうならないように、妊娠中も新型インフルエンザに対抗できる体を作っていきましょう。

咳エチケット

新型インフルエンザ予防に限ったことではありませんが、飛沫感染で広がるウイルスが流行するときは咳エチケットが大切です。咳エチケットのメリットは感染者の保有するウイルスを周囲に広げないことと、空中に浮遊するウイルスをマスクでブロックして取り込まないことです。

妊娠中の女性がいる環境では特に、薬やワクチンを使用しないマスクによる飛沫感染の予防対策が安心です。咳エチケットは妊婦本人だけではなく、家族や職場みんなで心がけてほしい新型インフルエンザ対策のひとつです。

こまめなうがい手洗い

新型インフルエンザのウイルスが喉に侵入しないよう、外出時はこまめにうがいを心がけてください。うがいのメリットは口内を清潔にするとともに乾燥も防ぎます。特に妊娠中は口内がネバネバすることも多いので、うがいでスッキリしましょう

手洗いは飛沫や空中に浮遊するウイルスが、手指に定着しないよう洗い流す目的があります。指と指の間も忘れずに洗い流してください。

たっぷり睡眠

妊娠中はつわりやお腹の張り、頻尿で頻繁に目覚めてしまう人も多いものです。一度目が覚めるとなかなか寝つけず睡眠不足が続いてしまうケースもありますが、トータルで1日7~8時間は睡眠時間を確保したいです。

睡眠不足になると体力が低下したり、体本来がもっている抵抗力が減ってしまい新型インフルエンザが流行したときに感染しやすくなってしまいます。睡眠不足で自律神経が乱れたらもっと睡眠が浅くなったり、イライラすることもあるので良いことはありません。妊婦にとって睡眠は体力維持に必要なことなのです。

予防ワクチンは要相談

妊娠中のインフルエンザ予防ワクチンに関しては、母子への安全が完全に確証されているわけではないので最終的には自己判断になります。特に新型インフルエンザの予防ワクチンは症例が少ないので、妊娠中の母体への影響もはっきりとわからないのです。

もしも新型インフルエンザの流行でインフルエンザワクチンを接種したいときは、かならず医師に相談してください。

妊娠中であることを伝えずにインフルエンザワクチンを接種することは避けましょう。家族や妊婦のまわりの人には、インフルエンザ対策として予防接種を受けることも考えてもらい、新型インフルエンザが妊婦の周辺で流行しないよう協力してもらいましょう。

2018・10・10 e-妊娠、みみいペン





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