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1月から花粉症対策

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妊娠週&出産カウントダウンの設定

妊娠中でも安心な花粉症対策を紹介します。花粉症に有効な抗ヒスタミン薬の安全性、早くも1月から花粉症状がではじめるハイパーセンシティビティもわかりやすく解説。

花粉症のハイパーセンシティビティ

花粉症

花粉症は春頃が有名ですが、実際は1年を通して何らかの花粉が飛散しています。なかには年末年始からわずかに飛散しているスギ花粉に反応して、風邪をひいていないのに鼻水が出たり喉が不快になる人もいます。こうした過敏症は「ハイパーセンシティビティ」と呼ばれます。

妊娠中は服用できる薬が限られているうえに、花粉症でくしゃみが止まらなくなると腹圧でお腹が張ってしまうことも心配です。もしも妊娠中に「風邪じゃないようだけど鼻水が出る」「喉がイガイガする」など症状が疑わしいときは、1月から花粉症対策を始めましょう。

免疫力を高める

野菜

妊娠中に実行してほしいのは、母体の免疫力を高めることです。薬に頼りたくないときは体そのものの健康維持に努めましょう。自律神経が乱れないように、ストレスや疲労をため込まずにたっぷり睡眠時間を確保することが大切です。妊娠中は疲れやすいので、花粉症対策に限らず「休む時間」を削らないようにしたいです。

体力を低下させないよう毎日しっかり食事をとってください。肉類やインスタント食品が多い、いわゆるアメリカ的な食生活は花粉症対策には不向きです。免疫機能を高めるには腸内環境を良くすることが有効です。ちょっと小腹が空いたときは乳酸菌を含むヨーグルト、抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンCを含む果物がおすすめです。

妊婦の冷え対策も兼ねて温野菜や野菜スープは栄養価が高いわりにカロリーが低いので、毎日食べても安心です。

湿度40%以上

妊娠中は風邪やインフルエンザなどのウイルス対策にも、湿度を気にしている人が多いと思います。加湿は花粉症対策にもなります。早くから飛散しはじめる花粉が、室内で舞い上がらないように湿度40%以上を心がけてみましょう。

空気清浄機で室内ガード

どうしても花粉は室内にも侵入してしまうものです。室内に侵入した花粉を、残らず追い出すのは難しいので気になるときは早めに空気清浄機を用意してください。空気清浄機は出産後も、赤ちゃんの過ごす部屋で使うことができるので、もしも購入するときは運転音の静かなタイプがおすすめです。

マスクと眼鏡

花粉症は鼻粘膜やのど粘膜に侵入して、症状を引き起こします。だから目・鼻・口はガードすべきです。妊娠中はウイルス感染も予防したいので、外出時はマスクをしたほうが安心です。

妊婦と抗ヒスタミン薬

花粉症になっても薬があれば、症状は緩和されることが多いのも事実です。でも妊娠中は注意が必要です。

花粉症対策に服用することの多い抗ヒスタミン薬は、花粉症に限らずアレルギー症状を引き起こすきっかけを作る化学伝達物質のヒスタミンの働きを妨害して、アレルギー症状が出ることを抑制する薬です。即効性が高く服用しやすいことから、市販の薬にも見かけます。

ここで知ってほしいのは、第一世代と呼ばれる抗ヒスタミン薬です。第一世代の抗ヒスタミン薬の特徴は花粉症の鼻水症状などが早く沈静化する一方で、とても眠くなったり注意力が散漫になる副作用があることです。有名なのは「インペアード・パフォーマンス」と呼ばれる抗ヒスタミン薬が脳に作用して集中力や作業能力が低下する状態です。

花粉症の薬を選ぶときに「この抗ヒスタミン薬は第一世代?第二世代?」なんて考えることはあまり無いと思いますが、副作用のチェックも忘れないでください。

最近では第二世代の抗ヒスタミン薬が、眠気や口の渇きなどの副作用が少なく市販の鼻炎などのアレルギー薬にも見かけます。ただし妊娠中の母体への使用は、安全性が確率していません。自己判断で抗ヒスタミン薬を服用することは控えましょう。妊娠中の花粉症の薬は、服用前に医師や薬剤師に必ず相談してください。

妊娠中の花粉症はこちらで詳しく説明しています→

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