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野田聖子衆院議員が男児出産

妊娠後期

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野田聖子元消費者行政担当相が、1月6日、待望の男児を出産いたしました。第3者から卵子の提供をうけての体外受精、また50歳という年齢での出産ということで、この話題に多くの人たちが注目しています。

「体外受精」とはその言葉の通り、女性の卵子と男性の精子を体外で受精させ、1つとなった受精卵を女性のおなかに戻す不妊治療の方法です。(写真:受精卵)

体外受精は妊娠を望む人たちの最後の砦とも言われており、不妊治療のステップアップとしては最終段階に位置します。e-妊娠に訪れる方の中にも、現在、体外受精を頑張られている人がたくさんいらっしゃるでしょう。

しかしまず最初に、日本では「第3者からの卵子の提供」は禁止されています。今回の野田聖子さんのように海外まで行って体外受精をするということはとても珍しいケースであり、通常の不妊治療とは違うということを強調しておきます。

野田聖子さんの出産では、「第3者からの卵子の提供」ということがメディアなどにも取り上げられて話題となっています。実際にネット上(ツイッターなど)の声でも賛否両論があり、「不妊治療で頑張っている人に勇気を与えた」とする一方で、「赤ちゃんと血のつながりがないのでは?」と、疑問を感じる人も多いようです。

親と子ども血のつながりに関しては今後の法整備に関わることで、ここでは触れないことにします。

そして野田聖子さんの出産は不妊に悩む夫婦にとって朗報なことですが、長期間による高度の不妊治療が、体力的にも経済的にも負担であり続ける可能性があるということも書き残しておきます。不妊治療の終点は本人にしか分からないものです。自己満足ではなく、本当に納得の出来る形を見極めるのもとても大切なことだと思います。

皆さまはどう思われますか?

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