出産後に母乳をたくさん出すために、おっぱいのお手入れの仕方や食生活などを指導しています。母乳は栄養価も高く、粉ミルク代もかからないので多くの施設では、母乳育児を勧めているでしょう。
米小児科学会によると母乳の利点として、乳幼児のぜんそくや肥満などの発症率が減り、脳の発達が促進されやすいと発表しています。また母親側の利点としても、乳がんや子宮がんの発症が低下することも取り上げています。
乳首陥没など、授乳に不向きなおっぱいの人は妊娠中から改善するように指導されます。また乳房をマッサージすることで出産後の母乳分泌に効果があるとされています。
乳首の刺激は子宮収縮を起こす原因とされるので、母乳教室での指導のもと取り入れることが大切になります。
これからの母乳育児についての悩み相談を受け付けているところもあります。乳房や乳首のチェックや栄養相談、精神的なカウンセリングなどを実施しています。有料なところが多いですが、その分、熱心な個人的な指導が行われているようです。
母乳と粉ミルクとの相違点、おっぱいの出がよくなる方法などの指導を受けます。母乳の飲ませ方やおっぱいのマッサージの方法など、助産師さんがていねいに説明してくれます。
おっぱい育児を楽しみ、おっぱい育児に自信を付くことを目的に開催されていて、同じ母乳の悩みを持っている人たちとの、交流の場でもあります。
「母乳が1番」という考えが浸透していることです。世界的に見ても日本は母乳信仰の傾向がかなり高いようです。母乳を熱心に勧める産院(助産師)が多く、母乳教室を頻繁に開催している影響もあるでしょう。