年度の境目だったので、どちらになるか全く分からなかった。体調からみると、予定日を過ぎると思っていた。
一人目の出産時は、子宮口の開きが遅く長い間陣痛に苦しんだので、今回もそうなるのではないかという不安があった。
一人目の子供と遊ぶことで、体の痛み(腰痛や恥骨痛)は直前まで出なかった。走れるくらいの余裕があった。おかげで、胎児が下がってくる兆候の腰痛が分かりやすかった。
出産3日前頃に軽い前駆陣痛(お腹の張りのみ)があった。 出産当日の明け方には、眠りから覚めるほどの前駆陣痛で、細切れの睡眠だった。 日中は治まったので、念のため主人に報告し、まだ産気付かないように横になって過ごした。
夕方、早めの夕食と入浴後に、陣痛らしき下腹部と腰痛が起こる。間隔が9分程度で、1時間近く、明らかに痛みと引きが明確なので、病院へ連絡して向かうことに。
20時頃に病院到着。 まだ、陣痛を呼吸法を使って逃がす余裕がある。NSTと内診。まだ子宮口のサイズは1〜2cmとのこと。自然に陣痛の進みをみることになる。
9時半頃から陣痛間隔が5分程に縮まり、痛みを逃がす余裕が無くなる。 陣痛椅子を使っていると、陣痛感覚が時々2分程になり、肛門付近の痛みと違和感を感じ始める。
便意の様なものを感じるようになったらナースコールをするように言われていたので連絡し、陣痛感覚はまだ長めだが、念のため内診してもらうことになり、分娩室へ向かう。分娩室で、子宮口が全開に近いと言われ、そのまま点滴等の分娩準備に入る。
4回ほど陣痛が過ぎるといきみたい陣痛になり、3回ほどいきみの陣痛が来たので声を出して息むと、頭が出る感覚が。このまま出せると思い、助産師さんの指示してくれる呼吸法に従うと、頭から肩、覗き込むとくるりと旋回しながら出てくる子供の姿が見えた。
病院到着から3時間とかからない、予想以上の安産になり、病院到着時にはまだかかるかもと言っていた先生と、まさかこんなに早いとはと笑った。
子供に対して、頑張ったねー、という思い。 長引いたときの不安が一気に無くなるスピード出産だったので、回りに気を遣った子だと思った。
また、付き添ってくれた母と、安産菌をくれた友人たちに感謝。
二人目育児への不安。上の子の赤ちゃん返りなど。
一人目は難産だったので、余りにも早い二人目の出産に唖然。 勢いで終わった出産だったので、振り返る余裕があることにびっくり。
人、子供それぞれのお産があるんだと、身をもって体験しました。 おしるしなしの陣痛からはじまり、あっという間に終わった出産だったので、回りの予想を裏切ってしまいましたが、やはり、妊娠、出産は素晴らしい体験だと感じました。