産後の仕事復帰を難しくするのが赤ちゃんの預け先です。理想は自宅の近くで出勤前に立ち寄れる保育園でも、現実は近隣の保育園がいっぱいで遠回りして赤ちゃんを預けてから職場に向かうママもいます。
地域によってはすぐに保育園の空きが見つからずに、何十人も待機児童がいるケースもあります。つまり職場復帰を考えるなら、まず赤ちゃんが過ごす場所を見つけると安心です。
家族に預けることができる場合は、もし家族が病気で面倒を見れない場合はどうしたらよいのかも話し合うべきです。こうした話し合いは、急ぐと大切なことを伝えそびれたり、気持ちを上手に伝えることができないこともあるので妊娠中から始めることがおすすめです。
妊娠中に調べておけることは沢山あります。認可保育園と無認可保育園についてや、病児保育などいくつものパターンを知ることから始めてみましょう。
産後すぐにでも働けると考えている場合は、産後の体について予習しておくことをおすすめします。妊娠中も足のむくみや、お腹の張りなど妊婦特有のトラブルがに悩まされますが、出産後は産後特有のトラブルがあります。
産後1週間に限って説明すると、出産時に会陰切開(えいんせっかい)すると傷が痛んでトイレに時間がかかる人もいます。子宮収縮で座っているだけでも痛む人もいたり、出血も最初の1週間は大量になります。すぐに動いたほうが子宮収縮は進んで、早い回復がのぞめるという人もいますが無理は禁物です。
ですから、出産後すぐにお腹がぺたんこになって自由に動き回れると考えていると、ちょっと予想外の痛みや疲労に驚きます。妊娠中に、育児サイトや産後の母体について調べておくとわかりやすいです。可能ならば、産後の体をいたわる時間も考慮してください。
産後は急な残業や出張、出勤時間の変更にどこまで対応できるのか考えておきましょう。勤務時間を減らすことが可能か、それによって周囲にどんな協力をお願いするのかも考えてみてください。
勤務時間については、職場復帰を決めるときにしっかり話し合うことが大切です。あとで仕事と育児の両立ができないほど時間に追われてしまっては、家庭にも職場にも影響します。
妊娠中から産後の勤務時間hを考えるのは、なかなか想像もつかないことです。妊娠中に、出産後に職場復帰をした先輩に経験談を聞いたり、会社の規定や勤務形態を調べることができます。可能な限りの情報を集めておくと、産後に育児をしながら職場復帰を進めるときに安心です。
産後の職場復帰で、ママも雇用側も確認しなければいけないことが、赤ちゃんが急に病気になったり怪我をしたときの対処方法です。
赤ちゃんが発熱や感染症で保育園に通えないとき、急な発熱や怪我で病院にいったりお迎えが必要な場合は誰かにサポートをお願いできるのか、その場にならないとどんな対応をするべきかわからないことが多いのですが、ある程度は考えておく必要があります。
妊娠中にできることは家族のサポートをお願いできるのか、病児保育をお願いできる小児科や保育所が近所になるか調べておくと安心です。
また、赤ちゃんが病気や怪我をしたときの対応について、夫婦で考えをまとめておくことも必要です。妊娠中にゆっくり話し合って、お互いに仕事や育児について確認しておきましょう。
赤ちゃんの保育園が希望通りに決まらなかった場合は、保育料が高くなっても無認可や別の保育所を探すのか、順番を待つのか、育児休暇を延長できるのかママ自身の気持ちを考えてみましょう。特に妊娠中に決めておかなければいけないわけではありませんが、曖昧な気持ちでいることで次へのステップが遅れがちです。
職場復帰を延期して改めて育児に専念するケースもありますが、赤ちゃんを育てながの計画は予定通りに進まないことも多々あると思ってください。
住んでいる地域によって待機児童や、保育園の場所は変わります。妊娠中に情報収集をしておきましょう。例えば住んでいる地域と「待機児童」を入力して検索すると、自治体の待機児童数の情報がわかります。
もしも預けたい保育園が決まっているなら、晴れた日や雨の日にどの程度の時間で通うことができるか、通勤時間に合わせて移動してみるのもわかりやすいです。赤ちゃんは新生児や低月齢では、なかなか外出できない日もあるので妊娠中のウォーキングがてら歩いてみてください。