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夏のイライラと自律神経

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妊娠中、暑さでイライラしたり疲れがとれない症状が出ていませんか?自律神経の乱れがひきおこす症状と、毎日の生活で心がけたいことをやさしく説明します。

自律神経とは

涙

自律神経(じりつしんけい)とは交感神経(こうかんしんけい)と副交感神経から成り立ち、私たちの意志から自立して24時間休まず活動している神経系です。

もうちょっと詳しく説明すると、交感神経は「闘争と逃走の神経」と呼ばれています。闘争も逃走も心臓が高まって瞳孔が開くような、アドレナリンが放出する興奮状態にありますね。そんな状態のときは交感神経が働いているのです。

副交感神経はぼーっと過ごしたり、リラックスして食事をしているときや睡眠時に働く神経です。交感神経とは逆に瞳孔は縮小、心臓が落ち着いてゆっくり呼吸をします。この間に消化器官は活発になります。

交感神経は私たちが目覚めて活動しているときに活発化、副交感神経は私たちが静かに過ごしたり眠っているときに活発化します。ところが不規則な生活や不眠、ストレスで2つの神経の働くバランスが崩れると、体調不良をひきおこします。

夏の妊婦は、暑さから眠りにくくなったりストレスを感じて自律神経が乱れがちです。それでなくても、妊娠特有のつわりやホルモン変化でイライラしがちなので困ってしまいます。

イライラは交感神経のしわざ

夏にイライラしてしまうのは、湿気や蒸し暑さといった不快指数の高さだけが原因ではありません。自律神経が乱れ始めて、交感神経が活発化していることも原因です。

交感神経が過度に活発化すると、相手に対して否定的な対応しかできない、相手の親切を「余計なおせっかい」と受け止めてしまい、対人関係にストレスを感じるようになります。ストレスがたまると交感神経ばかりが活発化して、自律神経のバランスが崩れます。

夏にイライラしたら自分を責めないことがポイントです。妊婦自身の性格の問題と落ち込んだり、自分を責めないでください。、夏の暑さや自律神経の影響、妊娠中のホルモン変化のせいにしてしまいましょう。

自律神経の整えかた

たっぷり睡眠時間

妊娠中は起きて活動している時間が長いと、交感神経ばかりが活発化して攻撃的な気分になりがちです。交感神経と同じように副交感神経も活発化させるためには、心身をリラックスさせて休むことが必要です。

妊娠中の頻尿や、赤ちゃんによる胎動で夜ぐっすり眠れないときは、昼寝もしましょう。1日トータルで睡眠時間がとれているか、見直してください。

食事時間を決める

野菜

妊娠中は、つわり症状や胃の圧迫感で食欲が出なくなったり、冷たい飲みものをダラダラ飲んで食事時間や間食回数がまばらになりがちです。

食事時間や回数がまばらで不規則になると、交感神経と副交感神経のバランスが不安定になるので自律神経が乱れやすくなります。1日の食事時間やタイミング、ダラダラ食べをしないよう心がけてください。

気持ちの明るくなるビタミンカラーの野菜や果物、バランスよく魚や肉類を食べましょう。ストレス解消にスイーツばかり食べてしまうと、肌の調子が悪くなるのでほどほどに控えましょう。

冷やしすぎに注意

妊娠中は汗をかきやすくなります。つい冷房に頼って、涼みたくなりますが冷やしすぎには気をつけてほしいです。妊娠中は運動不足や子宮の圧迫、体の冷えで血流が停滞しがちです。血行が悪くなると、だるくなったり疲れが溜まり自律神経が乱れるきっかけを作ります。

エアコンの冷たい風が、体に直接当たらないようにします。ときどき体を動かしたり、温かいお風呂に入って結構促進も心がけましょう。

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