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妊娠中のセックス

妊娠中のセックス

妊娠週&出産カウントダウンの設定

悩みとその対策

妊娠中のセックスは人それぞれです。まったくしなくなるという夫婦もいれば、あまり満足できないとか、初めてオーガズムを感じたという人もいます。

性的関心は妊娠初期には減少して、妊娠中期に高揚し、後期になると再び減退する傾向があるようです。それは妊娠初期にはつわりや倦怠感、乳房の痛みなどでその気になれなかったり、安定期前ということでセックスに集中できないことも影響があるでしょう。

妊娠中期になると肉体的、精神的な余裕も出てきて性的関心がよみがえってくる人が多いようです。そしておなかが大きくなる妊娠後期には痛みや不快感を伴ったり、出産への緊張から性的関心がなくなっていくようです。

妊娠中のセックスは平気?

妊娠経過が順調でおなかの痛み、出血、切迫流産などの兆候がなければ問題ありません。性器や指を清潔にし激しい動きを抑えるなど、当たり前のことに気をつけましょう。また感染症のトラブルを避けるためコンドームをつけましょう。

セックスが制限されるとき

妊娠中のセックスの考え方

愛情の積み重ね

1回のセックスが夫婦による愛情の積み重ねであるように、お互いをいたわる気持ちを大切に考える。

量より質

激しいセックス回数より内容を大切にする。楽しむこと、感じることよりもお互いの絆を確かめ合う行為として考える。

すべてを前向きに

出産のための準備体操やトレーニングと考える。またセックスの新しい体位を開発する予行練習と考える。

妊娠中のセックス

赤ちゃんを傷つけたり流産が心配

赤ちゃんは子宮と羊水に守られていますから、普通は問題がありません。また子宮口の粘液が膣との間を遮断しているので赤ちゃんを傷つけることもありません。

妊娠初期のセックス

吐き気や嘔吐、疲労感などをともなうときは無理をしないことです。ストレスや肉体的疲労がさらにつわりを悪化させることがあります。

1日のスケジュールでつわりが軽い時間があるときは、その時間に試してみるのもいいでしょう。しかし妊娠4ヶ月ごろになるとこれらの症状は軽減するのでそれまでは、身体をいたわることを優先しましょう。

オーガズムが子宮収縮を引き起こす?

子宮収縮を起こしますが、これは陣痛の徴候ではありません。普通の妊娠ではまったく問題ないとされています。あるデータでは「妊娠中のセックス」が積極的なカップルの方が、そうでないカップルより早産の確率が低いというデータがあります。(精神的な親密さが妊娠によい影響を与えている)

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性欲があるのはおかしい?

妊娠中に性欲がなくなる妊婦さんが多いのですが、これは赤ちゃんのことが気になって集中できないという理由がほとんどです。もともとアメリカなどでは「妊娠中は性欲が高くなる」というデータもあるくらいなので、おかしいことでも何でもありません。

妊娠中にはしたくない

無理にする必要はありません。パートナーにそのことを伝え、二人の時間を大切にしましょう。しかしパパが我慢できない場合には、不快でもたまには試みてみたりオーラルセックスでコミュニケーションをとりましょう。

オーラルセックスは?

膣の中に空気を吹き込むと塞栓症(そくせんしょう)の心配がありますが、その他の愛撫は全く問題がありません。妊娠中のセックスを断るママは、オーラルセックスでパパを満足させることが多いようです。

性器の充血

妊娠中は骨盤内の血液循環量が増えるため、性器が充血しやすくなります。そのためお互いに今までと違う感じ方をするかもしれません。

性感が高まる人もいれば、うっ血感があり物足りなかったりします。これは男性の感じ方にも同じことが言えるようです。

乳房の問題

初乳や乳房の痛みで、胸を触られるのが不快になるかもしれません。また豊満な乳房に興奮を覚える場合もあるでしょう。妊娠初期を過ぎれば乳房の痛みも取れ、セックスが楽しくなるカップルもいるでしょう

膣分泌物の変化

妊娠中は膣分泌物の量が増え、濃度やにおいや味も変化します。今まで痛いと感じていたカップルには快適に、また反対に膣が滑って男性がオーガズムに達しにくいときもあります。また分泌物のにおいや味が濃くなるので、オーラルセックスが不快だと感じるかもしれません。

オーガズム後におなかが張る

子宮の血液量が増える、生殖器が充血する、オーガズムによって子宮が収縮するなどが考えられます。しかしおなかの張りがあっても、流産や胎児に影響することはまずありません。

オーガズム後に胎動がなくなる

セックスの動きにつられて、眠ってしまう赤ちゃんも多いようです。また逆に元気になって、よく動く赤ちゃんもいるでしょう。赤ちゃんからの「苦しい」というサインでもありませんし、パパとママが何をしているかに気づいたわけでもありません。

セックス後の出血

子宮口や子宮頸管が熟化しているので、出血しやすくなります。特に妊娠後期には赤ちゃんの出産準備のために子宮が柔らかくなっているので、よく出血することがあります。

問題ない場合が多いですが、医師に相談してその後のセックスが安全かを確かめるのがいいでしょう。

妊娠後期のセックス

パパとのコミュニケーションを取ることも大事なことですし、妊娠経過が順調なら問題ありません。ただおなかが出てくるのでおなかに負担がかからない方法を見つけて、あまり激しいセックスは控えましょう。赤ちゃんが下がってきていると頭にぶつからないかと心配になることもありますが、傷つくことはありません。

お産前にセックス

妊娠32~36週は、子宮収縮が起きやすく早産の可能性がでるので、控えた方がいいという考え方もあります。妊娠37週になれば大丈夫な時期ですが、感染症の予防でコンドームをつけ挿入は浅めにするのが基本です。

セックスが陣痛のきっかけになる

セックスが陣痛のきっかけにはなりません。ただ感染がきっかけで破水を起こすことがあります。コンドームはしっかりすることが基本です。

ただし早産の傾向がある人はセックスを禁止される場合が多いでしょう。陣痛の起こるメカニズムは正確にはわかっていません。

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