e-妊娠top トピックス 妊娠中のお風呂は大変

妊娠中のお風呂は大変

食欲

妊娠週&出産カウントダウンの設定

お風呂

妊婦になってはじめてわかる、入浴中の不便な体勢と解消方法を紹介します。妊娠中はお風呂での転倒や、無理な体勢からくる腰痛、手の届かない場所がでてくるなど入浴中に困ることがあります。

最初の一歩が滑りやすい

お風呂では最初の一歩に注意してください。タイルは特に滑りやすくなっています。浴槽が温まれば蒸気が発生して床や壁は湿って、すべりやすくなります。

お風呂のなかで動くときは注意しますが、浴室に入るときは気を抜きがちです。浴室にはいる最初の一歩は、手すりにつかまるなど、足元がふらつかないように注意してください。

また、家族の入浴後はボディソープやシャンプーなどが床に残って、ますます滑りやすくなる可能性があります。入浴後は浴室の床をしっかり流すように、家族に協力してもらいましょう。

足が洗いにくい

妊娠中は大きくなったお腹が邪魔で、足が洗いにくくなります。柄の長いブラシが便利です。肌が傷つかないように柔らかいブラシを選んでください。

無理をしてかがむと、お腹を圧迫してしまいます。立ったまま片足をあげたり、バランスを崩しやすい体勢も危険です。

どうしても手が届かないときは足を湯につけてあげます。肌が柔らかくなったところでシャワーを流します。特に汗をかきやすい季節は、足浴だけでもサッパリします。

バスマットを敷いて、あぐらをかくとつま先に手が届きやすくなります。でも、床から立ち上がるときにお腹に力が入りやすくなるので、妊娠中期以降はおすすめしません。

妊娠中期以降は、座高の高めのバスチェアーがおすすめです。足を曲げずに済むので、お腹を圧迫しにくくなります。

背中に手が届かない

妊娠中は、お腹が大きくなると腕を挙げることができても、体を反らせることでバランスが崩れがちです。背中を洗うときは、片手で持って洗うことのできる柄の長いボディブラシや、柄の先にスポンジがついたタイプが便利です。

ただしブラシやスポンジは湿ったままにしていると、カビや雑菌が繁殖します。入浴後はよく水気をきって

髪が流せない

シャンプーが大変になるのも妊娠中の悩みです。後ろに首を倒すと、バランスを崩して後方に倒れそうになることも心配です。

多くは、妊娠中は首を前方に倒して上から湯をかけるほうが楽に洗い流せるようです。でも、この洗いかたは額やもみあげ周辺の汚れが落ちにくいので注意してください。

首を左右に倒して洗い流すと、左右どちらにも均等にシャンプーが行き渡り、額周辺の洗い残しもありません。

妊娠初期はつわりで顔を傾けることが不快になることもあります。ときには美容室でシャンプーをお願いするのも、負担がないうえにストレス解消になるのでおすすめです。

シャンプーしても頭皮がカサカサ

妊娠中はシャンプーやトリートメントで頭皮を清潔にしていても、フケや頭皮トラブルが起こりやすくなります。かと言って、強く頭皮をこすると薄い頭皮はすぐに傷つきます。

妊娠中はホルモン分泌が変化します。これまで使っていたシャンプーで急に頭皮に染みるように感じることも珍しくありません。頭皮の違和感を感じたら、使用をやめてください。低刺激のシャンプーを試してください。

トリートメントで髪がべたつくこともあるので困ります。トリートメントを控えると、頭皮には負担がかかりませんが毛先は保護されずに痛みやすくなります。トリートメントは毛先を中心に使用することで、痛みやすい部分を保護して流しやすくなります。

頭皮の傷みが続くときは妊娠中であることを伝えて、皮膚科医に相談してみましょう。

シャンプーの刺激に敏感になったときは、少し早いですがベビー用シャンプーもおすすめです。赤ちゃんの柔らかい頭皮に対応しているので、敏感な頭皮にも優しく洗うことができます。

ボディソープが肌に合わない

シャンプーと同じように、妊娠中に急にボディソープで肌がかさついたりヒリヒリしてしまうトラブルもあります。この場合、ボディソープが肌に合わないケースと、体を洗うスポンジやタオルの刺激が強すぎることが考えられます。

ボディソープは香料や好みのメーカーで選ぶことも楽しみですが、肌が過敏になっているときは無添加や低刺激を選びます。泡立ちを重視しがちですが、泡立てかたを工夫することで解消します。

スポンジやタオルはゴシゴシこすることで肌表面の汚れが残らないイメージがありますが、実際は角質の表面を傷つけていることも多いようです。海綿や手のひらでやさしくなでるように洗ってください。肌に潤いを残すことがポイントです。

のぼせてしまう

妊娠中は長風呂も控えたほうが安心です。冷え症やお腹を温めるためには、長く温まることが効果的に思いがちですが、妊婦は血液量も多いのですぐにのぼせてしまうのです。

入浴前に1杯の水、入浴中もペットボトルの水を手の届く場所において水分補給をこころがけると、のぼせやすい体に負担をかけません。

サウナや岩盤浴は、じっくり体が温まるので冷え症対策にはなりますが、水分不足のほうが心配です。妊娠中は控えましょう。

\ Pic Up /