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結婚して2年間、妊娠しなかったので、不妊のために婦人科を受診したところ、両卵巣にチョコレート嚢胞が見つかる(右6㎝、左3㎝)。
右のチョコレート嚢胞が大きく、妊娠するためには手術が必要と言われ、開腹手術により両卵巣の病巣のみを摘出。
その後、クロミッド+hCG注射によるタイミング療法を6周期続けたが妊娠できず、また右卵巣のチョコ再発の疑いが出てきたため、年齢のこともあり早めにステップアップした方が良いと言われ、人工授精はせずに体外受精のできる不妊専門クリニックへ転院する。
ショート法にて初めて採卵したところ、5つ採卵のうち1つは変性卵で、4つが受精。胚盤胞移植を希望したのでそのまま培養してもらい、受精卵4つのうち1つが胚盤胞に(グレードB、C)。グレードCの6日目拡張期胚盤胞を凍結。
採卵周期にグレードBの胚盤胞を移植するものの陰性。翌周期に自然周期で、シート法で凍結胚盤胞を移植して無事陽性!
不妊のために婦人科を受診したところ、卵巣に腫瘍が見つかって本当にショックで、しかも手術をしないといけないということで絶望的になりました。
幸いチョコは良性とのことなので(放っておくと悪性化する可能性が言われていますが)、手術をがんばり、希望を持ってタイミング療法を続けていたけど妊娠せず、おまけにチョコ再発・・・。
神様なんていない!と思いながら、心を奮い立たせてステップアップをしました。主人には問題がなかったので、人工授精ではタイミングとあまり変わらないのかも・・・ということもあり、また体外をすることによってより詳細にどこに問題があるのかがわかるだろうということもあって、検査も兼ねて即、体外を希望しました。
自分がまさか体外受精をするなんて思ってもみませんでしたが、子宮内膜症の治療には妊娠が1番効果的というのもわかっていたし、先生から「言いにくいけど35歳からは妊娠しにくくなるから早めに治療を進めた方が良い」という助言もいただいたので決断できました。
採卵前周期からプラノバールを13日間服用し、採卵周期には初めてのスプレキュア(点鼻薬)を2週間、1日3回噴霧したり、hMG注射を10日間筋肉注射したり、採卵途中で麻酔が切れて痛みがあったり・・・。
また今回、妊娠した周期では移植時になかなかチューブが入らず、とても痛くて後で出血していたので、「もうダメだ・・・」と泣きながら治療をあきらめようかと思ったりもしていたところでした。
というのも、ネットで調べまくって「移植時に痛みがあると子宮が収縮してよくない」というのを見ていたからで、あまりネットの情報を信じすぎるのも良くないんだなと後で実感しました。
全く何の症状もありませんでしたが、胚盤胞移植後7日目頃に血液の混じったおりものがありました(1日だけ)。
なので、なおさら「もうダメだ・・・」とあきらめていたのですが、移植から18日後の診察日前日まで生理が来ず、体温も高いままだったので「もしかして・・・」と診察日前日に妊娠検査薬を試してみたところ、即陽性反応が!それを見た途端、ひとりで号泣しました・・・(涙)。
腹巻、靴下、ルイボスティー、たんぽぽコーヒー、神仏参拝、コウノトリキティ、「とどけコウノトリへ!」の書き込み、兵庫県豊岡市の「こうのとりの郷」へコウノトリを見に行くなど、ありとあらゆることをしました。
でも、この周期は移植後、ちょっとあきらめていたので、わりと普段通りに生活していて、診察日の数日前にも日帰り旅行をしたりしていました。
他の方も書かれていますが、やっぱりあまり気負わない方が良いのかもしれません。といっても、ずっと頭から離れるわけではないですけどね・・・。
ここのサイトでは、他の方の詳細な記録や温かいアドバイスでとても励まされました。でも、不安なことについて、いつも他のサイトで検索して、ネット上からたくさんの情報を仕入れ、それによって様々な情報に振り回され、自分の治療や主治医に不信感を持ったりしたこともありました。
今、妊娠できて思うのは、まず大切なのはやはり今、自分が治療してもらっている主治医やスタッフのことを信じて、身を委ねて、自分はその時に自分ができることだけをして、あとは気長に普段通り待つだけなのかも・・・ということです。
考えすぎて良いことは何もありませんでした・・・。今回、移植した胚盤胞もグレードはあまり良くありませんでした。培養士さんは「グレードCでも妊娠された人はいるし、あとはこの子の生命力を信じるだけだ」と言ってくれました。
結果、その通りで赤ちゃんは私の中で育ってくれています。治療は淡々と進めながら主治医やスタッフのことを信じて、あとは夫婦仲良く、楽しく過ごしていることが1番大切なんでしょうね。
なかなか妊娠できないことのつらさは、その経験をしている人でないとわかりづらいことだと思います。私は結婚当初「すぐに妊娠できるだろう」と思っていて、不妊治療なんて他人事でした。
でも卵巣の手術、体外受精まで経験して、嫌というほどつらさを実感しました。体外受精は本当に肉体的・精神的・経済的にきついです。それでも、その時にできる限りのことを後悔しないようにやってみることは大切だなと思いました。
まず、あなたとご主人が健康でいてくれること、そしてふたりのもとにかわいい赤ちゃんが近いうちに訪れてくれることを心からお祈りしています。私もまだ不安がいろいろとありますが、がんばります。
基礎体温は測っていましたが、今の主治医は重視していなかったので省略します。
自然周期による胚盤胞移植(シート法)。
周期20日にhCG注射(排卵誘発のため)。
23日目から13日間プラノバール服用(黄体補充)。
24日目にシート法(培養液のみを子宮に戻す)。
24、26、29日目にhCG注射(黄体補充)。
26日目に凍結胚盤胞移植(グレードC)。
34日目頃におりものに血が混じる(1日のみ)。
42日目に妊娠検査薬陽性。
43日目に胎嚢確認。
51日目に胎芽・心拍確認。
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