←こんな基礎体温表を簡単作成。自分の基礎体温と妊娠した人たちとのシンクロ検索が可能
人工授精4回、陰性。
シリンジ法によるタイミング2回、陰性。
体外受精(5日目胚盤胞移植、陽性。
夫婦仲はとてもいいのですが、夫がED気味で最近はほぼレスでした。やっぱり子どもが欲しい!という気持ちが押さえきれず、年齢も年齢なので、思い切って婦人科を受診しました。
ホルモン検査、精子の検査でも大きな異常はなく、EDならということで最初から人工授精をしました。ただ、成功率は高くないとは言え、「陰性でしたね。では次は○○日に来てください」と、特に治療法を変えるでもない、あまりにもあっさりした医師の態度に不信を抱き、このままでは無駄に時間が過ぎてしまう、転院して思い切って体外受精に挑戦しよう、と思いました。
転院した病院の医師は、日本で体外受精が始まった頃から携わっているベテランの先生で、かつ、夫婦の日々の生活がきちんとしていることでホルモンのバランスが整い、妊娠することができる、という考えの持ち主でした。
・0時前に就寝、6時間以上良質の睡眠を取る。
・毎日日中に45分以上のウォーキングをする。
・ストレスのない明るい生活を心がける。
・タバコは厳禁、コーヒーも控える。
などの指示をいただきました。初めて病院に行く日が、たまたま夫の休みの日に当たっており、夫も同行してくれたのも良かったです。説明を聞いて2人で納得し、翌日からさっそく実践しました。
こんなに忙しいのにウォーキングなんて!と最初は思っていたけれど、朝早起きして歩くのはとても気持ちが良く、一緒に歩くことで、夫婦の絆もより強くなりました。
2周期はからだの準備期間で、その間、シリンジ法でタイミングを取りました。結果は陰性だったけれど、病院で医師に精子を入れてもらうよりはリラックスして自然にできたので、陰性でもあまりがっかりはしませんでした。また、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の検査で境界型糖尿病だとわかり、食事療法も開始、ますますからだには気を使うようになりました。
体外受精もいろいろなやり方があり、私はロング法での誘発でした。最初は、こんなに長期にたくさんの薬剤を使わなければならないのかと不安でしたが、女性はとても繊細で、ちょっとしたことですぐにホルモンバランスが崩れて妊娠しにくくなってしまうので、採卵という非常事態に耐えるには薬剤によるサポートが絶対に必要だという医師の説明に納得しました。
フルタイムで働きながらの治療は正直大変で、結局採卵の前後は1週間休んでしまいました(採卵時にチョコレ ート嚢腫を穿刺してしまい、化膿しないように抗生剤を点滴しなければならなかったため)。
採卵結果は23個、でも受精して順調に分割したのは4個だけで、培養5日目にそのうちの2個の胚盤胞を移植、残りの胚盤胞と桑実胚は凍結しました。
陽性判定は採卵10日目と14日目に採血し、HCG値によって判定します。10日目は「3」だったそうですが、14日目は「151」、「妊娠しています。おめでとう!」と先生だけでなく、看護師さん、培養士さんも勢ぞろいして祝福してくれました。
「体外受精してまで・・・」という気持ちもあったけれど、妊娠の最初からこんなに祝ってもらえるなんて幸せだと思いました。
クリニックに行く前、自宅でチェックワン(ファストではない)で検査し、うっすら陽性が出ていたので、これは大丈夫かもと思ってはいましたが、判定日の3日前には生理前とまったく同じ下腹痛と頭痛がしたので、も うダメかも・・・と諦める気持ちもありました。
胚を2つ戻したのに1つ(1人)しか継続できていないので、「あの時、もう1人の子はダメになってしまったのかな・・・」と思います。でも2人でよく頑張ってくれたことに本当に感謝したいです。
判定日まではほぼ何もなし。強いて言えば明け方尿意で目覚める、寝汗をかいて、身体が火照った感じがする、日中?夜はてのひらが熱い、という程度。もともと胸が張ったりすることもないので、今でも胸の変化はまったくなし。
・上記の医師の指示はすべて実行。ウォーキングはとてもよかったと思っています。
・ファータイルストレッチ(ほんの少しだけ)。
・とにかく冷えないようにレッグウォーマー、腹巻着用。
・移植後の腹巻は、病院の勧めでチタンを含浸させたものを着用。
・葉酸サプリ(継続中)。
・糖尿病の治療もあり、バランスのよい食生活を心がける。
・サンシュユエキス(妊娠判明後、ちょうど買い置きもなくなったので中止)。
子どもが欲しいなあと思いながら、夫とうまく行為ができず、この年齢になってしまいました。行為ができなくても恥ずかしいことではないし、それをサポートするために病院があるのだと、もう少し早く気づいて勇気を出せていたらと思います。
半年程度の治療で妊娠できたのはとても運がいいことだと思います。やはり年齢の壁は薄くはないです。もしも、病院に行こうか悩んでいて踏み出せない人がいたら、どうぞ勇気を出してなるべく早く行ってみてくださいね。
でも、年齢が上がっても、妊娠できる技術は進んでいるとも思います。私も可能性は50%といわれましたが、妊娠できました。私の病院では43歳までならコンスタントに成功しているそうです。高齢の方もあきらめないでトライしてみてほしいです。
また、病院によって対応が全然違うことも実感しました。今はインターネットでもいろいろな情報が得られます。気軽にに試してみることはなかなかできないですが、自分が納得できる治療方針の先生に出会えるのが、治療の近道、妊娠への近道ではないかとも思います。
どうしても思いつめてしまうと思いますが、からだと心を健康に保つことが、遠回りに思えてもやはり1番大切だと思いました。夫に理解があったのは何より良かったですが、その他にも学生時代の友人に打ち明けることができて、励ましてもらえたのは本当に心の支えになりました。
妊娠は1人でできることではありません。旦那さまと一緒に、明るく楽しく、新しい家族を迎える準備ができますように・・・。望んでいる全ての方に、赤ちゃんが授かりますように・・・。苦しんだ分だけ、幸せも大きく大きく感じることができますよ!!
掲示板に書き込んだりすることはなかったですが、いつもこのサイトを拝見して情報を得たり、なぐさめられたり勇気をいただいたりしていました。本当にありがとうございました!!これからもよろしくお願いします。
月経の周期26日間(12/4~12/29)