お産(分娩)がどのように始まって、どうように終わるかを予習、復習しておくことで、次に何が起こるかが予測できるようになります。実際には、お産は教科書どうりに進行するものではありません。しかし「お産のおおまかな流れ」を理解することで、必ずあなたの心のゆとりが生まれるでしょう。(イラスト:例)病院までの流れ
妊娠36週(経産婦は遅い傾向がある)くらいから、お産が近づいているサインが起こるようになります。この時期には個人差がありますが、胃や腸への圧迫感がなくなると、「子宮が下がった」という証拠で、いよいよ「お産が近づいている」というサインです。
お産が近づいているサインには多少の個人差がありますが、以下のような症状が一般的です。このような症状が出始めたら、出産への心へと準備をもう1度、確認してみましょう。
「お産が近づいているサイン」の後には、「お産が始まるサイン」が起こります。これが「おしるし、陣痛、破水」と呼ばれる3つの症状です。どのサインが起こるかは人によってさまざまで、おしるしの何日か後に陣痛があったり、おしるしがなく陣痛が始まる場合もあります。
おしるしとは、子宮口が少しずつ開き始めるときに出る血液の混じった「おりもの」をいいます。一般的には「おしるし」の後の数日の間に「陣痛」が起こります。しかし逆に「陣痛」が始まってから「おしるし」がある人もいますので、全員が同じパターンではありません。
陣痛とは、子宮の筋肉が赤ちゃんを出口のほうに出そうとするために起こる子宮の収縮です。子宮収縮を繰り返すことで子宮口がだんだん開いてきて、収縮する時間も長くなります。最初は軽い生理痛のようなおなかの張りや腰の痛みから始まります。
前期破水とは赤ちゃんを包んでる卵膜が破れて中の羊水が子宮外に流れ出ることです。前期破水は、おしっこを漏らしたような感じがします。本当の破水は子宮口が全開になってから起こります。破水するとほぼ24時間以内に陣痛が始まります。
おしるし、陣痛、前期破水などの出産の兆候があったら、まずは産院へ問い合わせてみます。助産師や医師が現在の状況を見極めて、入院時期を指導してくれます。緊急な場合を除き、陣痛が10分程度の間隔となると入院となるケースが多いようです。
分娩第1期とは規則的な陣痛が始まってから子宮口が全開になるまでの期間です。開口期とも呼ばれ、病室か陣痛室で過ごします。初産の人は子宮口が開ききるまで10?12時間かかりますが、経産の人は4?6時間で開いてしまいます。初産と経産でお産にかかる時間が違うのはこの子宮口の開く差なのです。
分娩第2期とは子宮口が全開大になってから赤ちゃんを娩出するまでの期間です。娩出期と呼ばれ、かかる時間は1?3時間くらい。分娩室に移っていよいよ赤ちゃんを生み出します。
分娩第3期とは赤ちゃんが生まれてから胎盤が出るまでの期間です。苦しい陣痛がこのうえない喜びに変わる瞬間です。赤ちゃんを出産した後、分娩台のうえで2時間くらい様子を見ます。
出産から退院までのスケジュールは病院によって違いがあります。授乳、沐浴、調乳などの育児指導、妊娠、出産でゆるんだ腹壁や筋肉を引き締めるための、産褥体操(さんじょくたいそう)などの項目があります。
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