妊娠初期のつわり症状が続く時に、パパにお願いしたいことを簡潔に紹介します。パパのサポートでつわり期を乗り切りましょう。もし、つわり中でパパのサポートが必要な時は、このページを一緒に読んでください。
妊娠初期のつわり中は、冷蔵庫を開けるだけで特有の臭いに反応して不快になることがあります。同じようにスーパーの生鮮売り場も近寄ることができない妊婦さんや、吐き気を感じる妊婦さんもいます。
生鮮売り場が苦手なときは、買い置きのできない刺身など生ものの購入をパパにお願いしたいです。
つわり中はこまめに買い物に出掛けることができないので、まとめ買いが便利です。お米や調味料など、1つだけでも重たいものも頼めると助かります。
つわり中に苦手になってしまうのが、料理のできたての香りや蒸気です。人にもよりますが、強く反応してしまう妊婦さんは蒸気にあたっただけで吐き気を感じます。
湯気の多い鍋もの・おでん・鉄板焼き・揚げ物は困難な時期でもあります。一時的な症状なので治まるまで料理のレパートリーが減りがちです。
炊きたてのご飯の香りや湯気に反応してしまう妊婦さんは多く、ご飯をよそることができません。そんな時は、パパや家族にごはんの盛り付けをお願いしたいです。
炊飯器でてくる蒸気だけで不快になってしまう妊婦もいるほどです。ビックリするかもしれませんが、ベランダや窓辺に炊飯器をいどうして使用することもあるのです。
同じようにパスタを茹でて、茹で汁を捨てるのも湯気が多くて気持ち悪くなることがあります。
つわり症状が強く出ている時は、下を向いて調理することも長時間はできません。シンクの排水溝の臭いや、今まで平気だった食器用洗剤の香りまで鼻につく時期があります。
長くキッチンに立たないのは面倒なのではなく、臭いが気になって立っていられないこともあると知ってほしいです。そんな時は総菜や、外食に頼ることも対処法の1つです。
つわり中でも掃除はできるのですが、体勢や使用できる薬品が限られます。特にお風呂掃除は下をむいて浴槽を洗ったり排水溝の掃除をすると臭いに反応して気持ち悪くなりがちです。
お風呂掃除に活躍するカビ対策の塩素系洗剤も、臭いがきつくて使用できない時期があります。使用できない洗浄剤をつかって掃除してもらえると、お風呂の清潔も保てて助かります。入浴後は浴槽の湯栓を抜くだけでも負担が減ります。
つわり期は「しっかり掃除」ができない時期です。床掃除でもワックスなど独特の臭いが発生するものは頭痛が出やすかったり、嘔吐感が強く出てしまいます。
この時期は一度に掃除ができないこともあるので、毎日少しずつしかすすめることができない時期もあります。掃除をさぼっているわけではないので理解してください。
布団の移動は、妊娠中期以降はお腹に力が入るので避けたい動きの1つです。
妊娠初期のつわり期では、布団を持ち上げることや移動させることではなく、その時にホコリがたつことで気分が悪くなりがちです。家族の布団の移動を各自でやったり、休日にベランダ干しをしてくれると助かります。
また、つわりでは「においづわり」と言って、臭いに反応する症状も有名です。タバコの臭いで不快になることも多く、喫煙者の寝具の臭いが気になってしまうこともあります。
つわりを経験していない人からみると、「喫煙者の寝具は臭い」と言っているようでショックを受けるかもしれませんが、妊婦はみんなよりもタバコのにおいを強く感じやすいと考えてください。
洗濯洗剤や柔軟剤の臭いが普段以上にきつく感じるケースもあるので、つわり期は柔軟剤の香る洗濯ものを干すことが苦手な妊婦さんもいます。
特にシーツやバスタオルなど大きなものは洗剤や柔軟剤の香りが目立ちやすいので、家族に干してもらえると助かります。
どうしても臭いで気持ち悪くなる場合は、洗剤や柔軟剤を変えることもあります。つわり症状の緩和のために協力してもらいたいです。
生ごみを袋に入れる時、独特の生ごみ臭は妊娠していなくても不快に感じるものです。特に袋の口を縛る時は、臭いが目立ちます。この生ごみ臭でキッチンに入れないケースもあるほどです。
パパには生ごみの処理を手伝ってもらったり、普段から臭いのあるゴミは小袋で捨ててもらえるとありがたいです。
納豆やキムチは容器にも臭いがつきますね。捨てる前に水洗いするなど、ちょっと協力してもらえるだけでつわり症状の緩和に繋がります。
意外と知られていないのが、妊娠初期の強い睡魔です。周囲から見たら「だらけている」「睡眠不足で自己管理ができていない」と見えるかもしれませんが、これもつわり症状です。
早く就寝したり、日中も寝てしまう時間があったらつわり症状だと考えてほしいです。睡眠不足ではなく、体が休息を求めている状態なので一定時間(短時間の場合も多々あります)眠ると落ち着きます。