妊娠初期のつわり中に食べやすいと言われている食材をピックアップして紹介します。食べづわりで食事に困っているとき、胃のむかつきで食欲が減っている時の参考にしてください。
妊娠初期のつわり中は、食生活の変化が著しいことでも有名です。自分でも驚くくらい、嫌いだった酸っぱいものが食べたくなったり、一時的に強力な「食のマイブーム」が訪れます。
・酸味や甘味など、決まった味を毎日食べたい。
・好きなものだけ食べて、他は食べたくない。
・においや、温度など調理方法にもこだわりがある。
・胃がスッキリ、口がサッパリする食品は人気。
・好きな飲み物(特に炭酸が人気)を毎日飲みたくなる。
・安定期に入るとまた食の好みが変わることも。
酸味があって水分がたっぷりのトマトは、口のムズムズや胃のムカムカしている時もすんなり食べやすいことが多い食材です。
普段は糖度の高いトマトじゃないと食べなかった人も、つわり中は塩をかけて食べるほうが好きになることもあります。
糖度も気になりますが、水分と新鮮さが大切です。水分が少なくて中身がパサついているトマトだと、思ったよりもサッパリ食べられません。
トマトを選ぶ時は新鮮でみずみずしいものを選びましょう。凍らせてすりおろしてシャーベットのようにしたり、冷やすとさらに口当たりがスッキリします。パサついている場合は、薄切りして少し冷凍すると食感が変わります。
グレープフルーツはみずみずしさと、甘酸っぱい酸味がつわり中に人気です。甘さは人それぞれの好みが出るようで、酸味を目立たせた酸っぱい果肉が好きな人もいれば、ちょっとだけ甘味を感じると食べやすいと言う人もいます。
グレープフルーツを2等分に切って、スプーンで食べた後、皮を絞って残りの果肉と果汁を飲むのも人気です。口内がサッパリするので、吐き気のある時も食べやすいです。
同じようにオレンジなど柑橘系の果物は人気があります。ただし、食べ過ぎるとお腹が冷えて下痢になりがちです。
甘めの果物が好きな妊婦さんのなかには、缶詰めのフルーツにはまる人もいます。皮をむいたり種をとる必要もないので倦怠感の強い時も、取り入れやすい食品です。
特にパイナップルや柑橘類、甘い桃を好む話しをよく聞きますが、シロップは糖分が多いので気をつけてください。ヨーグルトに混ぜたり、シロップに漬けないで食べる方法が安心です。
ご飯の炊けるにおいに敏感になっている時は、冷めたご飯のほうが食べやすいようです。
「温かいご飯は食べられない、でも冷たいご飯は食べにくい」という状況で、苦肉の策で冷めたお茶漬けを食べる妊婦さんがいます。
さめたお茶漬けを作る時は、梅干しや鮭などの具は後乗せでも美味しくできます。ご飯だけを冷まして、具を食べる時に乗せると生温かい食感が減ります。
酢飯はあまり温かくないうえに、酢で酸味が足されています。つわり中に食べやすい条件をみたしているご飯です。
もしも、温かいご飯が食べられない時は、少し冷まして酢飯にしてみましょう。これなら家族ともご飯を別に作らず済むので、手間もかかりません。
ただし嘔吐が続く時は、ご飯は消化しにくいことが多いので、少量ずつ様子を見ながら食べます。口当たりが良いので、食べ過ぎに気をつけてください。
もしも体重制限が気になっている時は、細かく刻んだ白滝を入れてご飯を炊くと、カロリー摂取量が抑えられます。
コンビニのおにぎりも温めなければ、常温で美味しく食べることができます。においが少なくて、米にほんのり酢が入っているような味がするものの多く、つわり中は食べやすいと感じます。
つわりの倦怠感で料理がツライ時や、外出先で食事に困ったときはコンビニのおにぎりも試してください。海苔はお好みですが、パリパリしているほうが食べやすいという意見もあります。
温かいご飯が苦手な時は、冷やした麺類なら食べられるかもしれません。そうめん等、茹でたあとで冷水でひんやりさせる食べ方は、食欲がないときにおすすめです。
麺類は喉ごしが良いので、体力が落ちている時や倦怠感の強い時も食べやすい食品です。
麺類は色味がないので、食器などカトラリーを明るい色にしたり、薬味をつけてアレンジしましょう。
豆腐は、ツルっとした喉ごしと口当たりの良さで、つわり中でも食べやすい食品です。小さいパックに入っているタイプなら、家族とは別に食べることも出来るので便利です。
酸味のあるほうがスッキリする時は、ポッカレモンやポン酢を少しかけます。こってりした味にしたい時は、あまり甘味のない胡麻だれをかけます。
アボガドやトマトとも相性が良いので、組み合わせ次第ではボリュームのあるサラダにもなります。ご飯や麺類が嫌なときにおすすめです。
ハンバーガーやフライドポテトにはまる妊婦さんもいます。つわり中と聞くと「さっぱりしたもの」「酸味のあるもの」を好む傾向だと思いがちですが、全員がそうではないんです。
実際には揚げ物が食べたくなったり、ファーストフードのフライ系が食べたくなることもあります。「妊婦だからフライ系はダメ」という決まりはありません。食べたい時には量に気をつけて食べても大丈夫です。
でも、外出時にいつもファーストフードに寄ったり、毎日食べることがクセになると塩分や余計な成分摂取が心配です。クセにならないように、ファーストフードを食べたら次の食事は和食で手作りするなど心がけてみましょう。
つわり中は好きなもの、食べることができるものが限られてしまうことが多く、本当に栄養面を考えたら偏った食生活になってしまうことに悩みます。でも、つわり中の嗜好の変化やこだわりは珍しくはありません。
普通なら直していきたいところですが、つわり中だけの嗜好の変化の場合は、あまり厳しく判断しなくても大丈夫です。逆に何も食べられないよりも、食べることのできるものがあるほうが安心です。
栄養面を考えて食べることのできる食材を我慢したり、食事がままならなくなっていたり、無理にバランスの良い食事をして気分が悪くなるほうがストレスが溜まってしまいます。
つわり中は、どんなに頑張って食べても嘔吐してしまうこともあるので、栄養面も大切ですが「食べて水分を摂る」ことを、まずは頑張ってください。好きなものや食べることのできるものも我慢せず、「ほどほど」を目安に取り入れてください。
参考:e-妊娠「食欲、食べ物の嗜好の変化は?」
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