つわりをきっかけに陥りやすい不安や心配な気持ちを、妊婦向けにやさしく説明します。
妊娠初期のつわり症状は体調だけでなく、精神面にも影響します。症状が酷いと気分も落ち込みがちです。
妊娠すると勝手に体の中が変化します。自分ではコントロールできない変化に、ちょっと不安を覚えることがあります。
ホルモンバランスも変わるので普段は気にならないことが気になってしまったり、ちょっとした言葉にも過敏になってしまいます。こんな変化に従うしかないことや、症状を止められないことにも焦ってしまいます。
妊娠すると、体が赤ちゃんと母体のために働いてくれるので、体型や子宮の変化は母体と赤ちゃんの都合に合わせて変化してくれるものだと考えてみましょう。
妊娠が進むにつれて、もっと体型変化が目立つようになりますが、これも赤ちゃんと母体を守るためです。
赤ちゃんを育てるための母性が働いて、体が変化していると思ってください。
つわり症状が酷い時は、赤ちゃんがちゃんと育っているのか不安になります。つわり症状の影響で、赤ちゃんまで体調不良になったり異常がおこっているのではないかと心配にもなりますが、ママの感じるつわり症状はママだけに影響しています。
ママにつわりで嘔吐が続いていても、赤ちゃんが嘔吐しているわけではないので安心してください。
ママの悩みごとが体調不良を悪化させたら困ります。もしも不安な時は、妊婦検診で相談してください。赤ちゃんがどんな状態でいるのかが解れば安心できます。
気を付けたいのは、出血・においや色の異常なおりもの、さしこむような腹痛です。赤ちゃんが困っているかもしれません。この症状がある時は予約日ではなくても、早急に病院で診察を受けましょう。
ただ、お腹の赤ちゃんを心配するのはけっして悪いことではありません。赤ちゃんのことを心配するようになることこそ、母親としての自覚が芽生えている証拠です。
気持ちを大きく持って心配事をなくすよりは、心配なことを1つ1つ相談したり解決していくほうが安心できます。
つわり症状で体調不良の日が続くと、自分の体力や気力に限界を感じることがあります。「妊娠初期からこの状態だと、ちゃんと母親になれないのでは・・」と自分が弱く見えてしまいます。
母親になるのだから強くならなくてはいけないと考える人も少なくはありません。無理はしなくて大丈夫です。
どんなに健康な人でも、つわり症状は現れるものです。病気になるわけではなく、出産にむけての1つの通過点だと考えましょう。
だから、つわりが大変でもラクでも、それが母親になるための評価にはなりません。つらかったら我慢しないで休んだり、できないことは無理をしないでください。逆に無理を重ねたり我慢をしてつわり症状を悪化させるほうが問題です。
妊娠初期につわりで悩むと、この先の妊婦生活やお産、育児が続くことが楽しみだと思えなくなってしまいます。これからのことが心配で、自信を無くしてしまうこともあるのです。これは他人事ではなく、多くの妊婦さんが体験することです。
出産を楽しみに思うか、緊張してしまうかは人それぞれですが、つわりの酷い時は先のことを考えずに、今好きなことや気分が良くなることを優先してください。先のことは、また後で考えれば良いのです。
例えばお腹が大きくなってからや出産後はしばらくできないかもしれないことを優先してみましょう。花を植えたり、お産と関係ないことも楽しんでください。
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