子宮底長22~26cm
おなかが大きくなり、やせている人でも妊婦らしくなります。妊娠線ができ始める人も。
妊娠高血圧症候群とは妊娠28週以降に多く見られ「手足や顔がむくむ」「尿に蛋白が出る」「血圧が高くなる」という3つの症状があります。
まず過労を重ねすぎないことです。疲れたと思ったら無理はしないでしっかりからだを休ませます。また塩分や高カロリーな食べ物を控えて肥満を防ぐことが妊娠中毒症の予防になります。
家族が妊娠中毒症になったことがある家系は、その素因をもっていると言われます。このころから他の人より注意が必要で、健診のときにも医師と相談するべきでしょう。
妊娠糖尿病とは、妊娠をきっかけに血糖値があがってしまう病気です。妊娠糖尿病になると、妊娠中毒症や羊水過多症、感染症などを引き起こしてしまいます。
普段からカロリーの取りすぎに注意して肥満を防ぐことが予防につながります。尿検査で尿糖値の高いひとは特に注意が必要です。
イラスト(*マタニティ診断ガイドブックから引用)
マイナートラブルが多くなります。便秘や痔、腰や背中の痛み、おなかのかゆみやかぶれなどで悩まされる人も多いでしょう。
姿勢を正すようにして積極的にからだを動かしてみましょう。軽い散歩や体操などを毎日少しずつ取り入れると効果的です。
食生活を見直してみましょう。食物繊維がたっぷり入ったひじきや、わかめ、豆類やさつまいも、プルーンなどは便秘にいいでしょう。
おなかのかゆみは、3,4人に1人の妊婦さんが悩まされるようです。シャワーをマメに浴び、下着はゴムの締め付けない刺激の少ないものを選びます。医師に相談すれば塗り薬を処方してくれます。
気になったことは健診のときに必ず医師や助産師さんに相談してみましょう。「こんなことまで聞いていいのかな?」と思うことこそ相談するとすっきりするものです。