妊娠5ヶ月は多くの妊婦さんが安定期に入り、つわり症状から解放されます。でも、なかには体調によってつわり症状が治まらない人もいます。安定期以降、つわり症状が治まらない時の過ごし方を説明します。
妊娠5ヶ月を過ぎても吐き気が治まらない人は、子宮が周辺の臓器を圧迫している状態に反応していることも考えられます。
妊娠後期になると、赤ちゃんも成長して子宮も大きくなります。大きくなったぶん、その上の胃が下から持ち上げられているような状態になります。これが不快症状となって、吐き気を感じるのです。
出産間近になると赤ちゃんは産道に向かって下に向かい始めるので、子宮が胃を圧迫することも治まります。圧迫による吐き気に関しては、妊娠中の症状なので特別な治療はありません。
無理に食べ過ぎると、余計に吐き気を感じるので、必要な栄養を摂取できるメニューを心がけてください。不快感が強い時は、硬さや温度で食べやすさを調節します。
安定期に入る妊娠中期になっても眠気が続いている妊婦さんも、意外と多いようです。妊娠するとホルモンバランスが変わるので眠くなるものだと考えてください。
妊娠を継続するために高温が続くので、ちょっと体がポカポカしてボーッとしたくなることもあるでしょう。
妊娠するとプロゲステロンという黄体ホルモンが分泌されます。これは月経のときも分泌されるホルモンです。プロゲステロンは妊娠を継続できる体を維持しようとします。同時にプロゲステロンには睡眠作用があるので、妊婦は眠くなってしまうのです。
眠くなってばかりで仕事に集中できないことが続くようなら、それがストレスになっていないか心配です。
妊娠があまり身近でない人からみたら「本当に妊娠すると、そんなに眠くなるものなの!?」と思われることもショックです。
でも、妊婦の体は妊娠を継続させるために動いているので、眠くなったら休息が必要だと考えることも忘れないでください。
安定期に入ってもにおいが気になることがあります。個人差がありますが、今まで好きだった芳香剤が嫌いになったり、柔軟剤のにおいを強くできなくなることが出産まで続くことがあります。
においが気になることが続くとストレスが溜まりますが、他の症状で出血や腹痛がない場合は健康的には問題ないと考えてください。
でも、普段気にならないにおいに敏感になってしまうと外食や人ごみでも不快感があったりと大変です。出産までのことと割り切って、乗り切りましょう。あまり我慢すると吐き気や頭痛が併発するので気をつけてください。
安定期にはいっても、だるくてやる気の出ない状態は、体の疲労サインです。きっと体も妊娠に向けてホルモン分泌が変化することに慣れるのは大変です。
無理しないで休息時間をつくってください。「妊娠しているから無理をしない」という考えも必要ですが、妊娠中期にはいったらウォーキングやマタニティスイミングなどに挑戦して気分転換することもおすすめです。
お腹が大きくなる妊娠後期に入るまでに、美容室にも行っておきましょう。無理のない範囲で、妊娠中期を楽しんでください。
また、この時期はお腹がふくらむことで母親としての自分を見つめることもあります。「こんな私が出産できるのだろうか」と悩む人もいるようですが、つわり期を乗り切っているのですから自信をもってください。
腹痛があるのは、妊娠中期には行って子宮が大きくなっていることが原因でもあります。妊娠5ヶ月の子宮は、大人の頭程度の大きさがあります。
運動不足や冷えで胃腸の働きが活発にならないと、下痢や便秘をおこしやすく、それが原因で腹痛になることもあります。
そうはいっても腹痛は赤ちゃんのいる場所なので、なにかあったのではないかと心配になります。
いくら安定期とはいっても無理は禁物です。生理痛の痛みがさしこむように続き、どんどん痛みが強くなる時は、早急に病院で診てもらいます。出血を伴ったり、めまいや高熱が併発して普段とは違う状態になった時も病院に行ってください。
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