妊娠4ヶ月に入ると、つわり症状がおさまって生活しやすくなっていきます。個人差があるので、まだつわりの続いている人もいますが、妊娠に気付いた時よりも精神的にも落ち着きを持てるようになります。
妊娠4ヶ月頃では仕事も続けている人が多く、つわりが治まれば普段の生活に戻るだけだという妊娠が原因の母体の変化にも慣れて、まだ安定期には少し足りないのに無理をしてしまうことが心配です。妊娠初期の最後の1ヶ月で、妊婦としての自覚をチェックしてみましょう。
妊娠4ヶ月では妊婦検診の初診が済んで、定期的な妊婦検診を始めていますか?つわりで検診に行けなかった人も、定期健診に行きましょう。
母子手帳は申請しましたか、または申請する予定がありますか?赤ちゃんの心拍を確認したら、そろそろ母子手帳を手に入れましょう。
妊婦検診の記録を継続して記入することで、お産までの体調管理や里帰り出産にも備えます。
妊娠4ヶ月はお腹がふくらんでいないので、自転車にも乗りやすく、車の運転も続けている妊婦さんがいます。でも、お腹には赤ちゃんがいることを忘れないでください。
自転車に乗っている時、ちょっとした砂利道や段差でもサドルに振動が響きませんか?お腹の赤ちゃんは、サドルの少し上にいます。自転車の振動は子宮に伝わっているのです。
妊娠中は注意力散漫になりやすいと言われています。自分ではしっかりしているつもりでも、ちょっとのミスで事故や怪我につながることもあります。そんな時は自分自身だけではなく、お腹の赤ちゃんにも影響すると忘れないでください。
妊娠初期のつわりが終わると、今度は食欲が出ることがあります。お酒も飲みたいところですが、量には注意してください。アルコールを全く飲まないで済むのならそうしてください。飲みたいときは、ビールなら1杯までに留めましょう。
飲酒も量が心配ですが、もっと心配なのはタバコです。喫煙は血中の酸素濃度を薄めてしまうので、結果的にはお腹の赤ちゃんに届ける酸素が減ってしまいます。
できることなら家族にも協力してもらいたいですね。パパが室内で禁煙していたら、ママは受動喫煙(じゅどうきつえん)といって、タバコから出る煙を吸い込むことで喫煙者と同じような状況になってしまうことを知ってほしいです。
妊娠すると急に昼頃眠くなってしまったり、運動をしていないのにも関わらず、すぐに疲れてしまうことがあります。妊娠初期は、そんな体の変化に順応することも大変です。
眠くなったり疲れた時は、ゆっくり体を休めてください。妊娠中は通常よりも疲労が蓄積させるスピードが速いのです。休める時は、しっかり休んでおきましょう。
妊娠4ヶ月では、まだマタニティウエアを着ていない人の方が多いでしょう。でも、もうウエスト周りを締め付けるファッションは控えましょう。
ウエスト回りがフィットする服は、お腹を締め付けなければ問題ありません。ベルトや、パンツのウエスト部分に余裕がないものは控えたほうが安心です。
パンツをはく時にジッパーやホックを止める時だけ、お腹を引っ込めるような習慣も避けたいものです。お腹を引っ込めてホックをとめるということは、ホックを止めた状態では結局、お腹を締め付けています。
妊娠4ヶ月の時点では焦って考えなくても大丈夫ですが、今後こんなことが気になります。ちょっと覚えておきましょう。
これからだんだん、お腹が大きくなるとマタニティウェアを着る機会が増えます。もしも産後マタニティウェアが不要な人がいたら、早めに声をかけて譲ってもらいます。購入したい人は、マタニティウェアがどんなデザインか見ておきましょう。
妊娠4ヶ月以降しばらくは、妊婦検診は毎月1回になります。予約が必要な病院も多いので、事前に予定を整理しておきましょう。
仕事をしている人は、出産に向けて調性が可能か、周囲に前もって相談しておくことをお勧めします。場合によっては妊娠中毒症や切迫早産など入院を余儀なくされる場合があり、周囲の協力が必須です。