これからの妊娠生活を快適に過ごすために、あるいは合併症などのトラブルを起こさないために「睡眠、休息」について理解しなければなりません。
妊娠中に疲れを溜めることは、考えているよりも大変危険なことです。おなかの中では赤ちゃんを育むという大仕事をしているのです。これは毎日山登りをしているのと同じくらいの労力だとも言われます。
あなたが少し無理をすると、今までよりも何倍にもなって疲れが跳ね返ってくると思ってください。
疲れを溜めないためには「毎日の睡眠」が特に大切になります。積極的に入眠しやすい方法を取り、熟睡できるように努力を惜しまないでください。
また1日の中に必ず何度かの休息を取り入れます。「疲れたら休む」という考え方ではなく、「3時間したら15分の休憩を入れる」という感じで、計画的に時間を作ることが疲れを溜めない「コツ」になります。
妊娠中は、今までよりも自分の体を清潔にすることでトラブルを予防できることを知っておきましょう。例えば妊婦は虫歯になりやすいですが、いつもよりも口腔内を多めにケアすることで、それが予防できます。
肌の吹き出物、妊娠線なども不潔にしていると発症率は高まるばかりです。また外陰部もなるべく清潔にすることで、感染症が起こる可能性が低くなるでしょう。手や指をいつも清潔にしていれば、ウイルス感染、風邪などにかかる確率もグッと少なくなるはずです。
妊娠生活を楽しむために、自分の感情の変化を理解しておきましょう。妊娠中には不安がつきものですが、情緒が安定して落ち着いた行動を取っていると安心が出来ます。
喜怒哀楽があり表情が豊かであること、自分の考えを筋道を立てて表現できるし、相手の話を聞こうとすることも大切です。
リラックスした状態が続き、それでいて集中力があるのが望ましいことです。そして何より妊娠したことに価値を見出そうとすることが重要です。
母子健康手帳は、ママと赤ちゃんの健康管理を目的として作られています。妊娠中、あるいは出産後の経過をしっかりと書き込んでいくことで、主治医ではなくてもこの手帳を見れば情報がつかめるのです。
母子健康手帳をもらえる時期は、妊娠8週~12週ごろ、おなかの赤ちゃんが元気に育っていると確認できたら、主治医から「母子健康手帳の交付を受けるように」と指示が出るでしょう。
妊娠中の外出時は、常に母子健康手帳と診察券を持ち歩くようにします。そうすることで万が一のときに、医師による早急な対応が可能になります。
また母子健康手帳は、生まれてくる赤ちゃんに何よりのプレゼントになるでしょう。今のあなたの気持ち(状況)を書き込める記入欄もたくさんあるはずです。些細なことでも積極的に母子健康手帳に書き込んで、これからの妊娠の経過を楽しんでください。
そしてもしあなたが次の妊娠をしたのときに、今の母子健康手帳が大いに役に立つはずです。そんなことを今のうちから思い描くことも、妊娠生活や育児生活を充実して過ごすヒントにつながります。
また母子手帳にかわいいケースをつけて持ち歩くのも、プレママならではの楽しみ方です。自分だけのかわいい母子手帳ケースを見つけて、今しか出来ないオシャレを楽しんでください。
まったく問題はありません。名前の記入欄に旧姓(今の名前)を書くかどうかで迷う人が多いですが、それも特に決まりはないようです。もともと母子健康手帳は交付先によって手続きが大幅に違うので、交付先の職員と相談してみるのが安心です。
引越ししても別のものは発行されずに、以前の手帳をそのまま使います。引越しと母子手帳をもらえる時期が重なったときは、それぞれの自治体の各種サービス(無料検診券など)が違うことがあるので、得なほうで交付してもらうというのも1つの手です。
妊娠は今までの生活を180度変えてしまうこともあります。妊娠中の夫婦生活についても同様で、それまで性欲が強かった人がその行為自体に全く興味がなくなることもあります。それは今までのようにエッチな気分になるよりも、母親になることに興味を見出しているかもしれません。
また逆に性欲が高まるということもあります。ホルモンバランスの変化から、あるいは旦那さんへ精神的なものから性欲が高まる人も多いようです。
男性にとっても同じことが言えますが、その傾向として男性は「妊娠ということ」に消極的になる人が多いようです。(夫婦生活も同様)
多くの男性は今まで女性の生理についての勉強をしていませんし、自分が妊婦検診を受けているわけでもありません。
「妊娠中のセックスは慎重に」という意見をどこからか聞いたならば、きっとその興味は半減してしまうでしょう。しかし「もし赤ちゃんに何も影響がない」と考えたときには、多くの男性は命を育む妊婦さんをセクシーだと感じるようです。(特に妊娠初期や中期)
妊娠中のセックスは、おなかの痛みや張り、切迫流産の兆候がなければ通常は問題がないとされています。その行為で流産することはまずありませんが、安定期に入るまで我慢したほうが安心ではあるでしょう。
デリケートな時期なので激しい動きは控えるようにします。また感染症を避けるためにゴムをつけるのが基本になります。そしてその合間には、言葉によるコミュニケーションを夫婦で絶えず取り合うことで、お互いの不安が解消していくはずです。(不快感や痛み、感じ方など)
たばこは胎盤の血流を悪くさせ赤ちゃんに大きな影響を与えてしまいます。早期剥離や早産の原因になるので禁煙を実行するべきです。また自分が吸わなくとも周りが吸っていると受動喫煙になってしまいます。煙から逃れる工夫が必要です。
たばこが悪影響があると知りながら、喫煙を続けている人もいるかもしれません。しかしもう1度よく考えてください。あなたの喫煙で赤ちゃんが取り返しのつかなくなったことを。
喫煙は赤ちゃんの栄養を奪います。
喫煙は赤ちゃん酸素を奪います。
喫煙は小さな脳を傷つけます。
自転車、バイクは近距離で疲れない程度なら大丈夫でしょう。アメリカでは妊娠用の自転車もあると言います。2輪車で1番注意することは転倒でしょう。体調の悪いときや、バランスをくずしそうな服装のときは使用を控えるべきです。また重い荷物を載せるようなことは避けるようにします。
車に乗ること自体は何も問題ありません。ただし妊娠中は車に乗ると調子が悪くなったり、運転に集中できなくなる人もいます。小まめに休憩を入れてトイレを我慢しないことも大切です。
下腹部に負担をかけたりハードなトレーニングはダメですが、妊娠中の「適度の運動」は是非取り入れたいことです。家事をしたり散歩するだけでもいい運動になります。注意が必要なのは階段の上り下りなどの転倒の可能性があるところ、あるいは重い荷物を持つなど力を集中的に使う場合です。
ほとんどのパパはまだまだ気楽です。女性は自分の体の変化で母性が芽生えますが、男性の場合は実感が湧くのが遅いといいます。しかし赤ちゃんにとって悪影響な「たばこやお酒」のこと。また「つわり」を理解してもらうために、夫婦で話し合う時間を多めにとってください。
パパも出産の準備をしていく頃には、だんだんと父性が芽生えてくるでしょう。そして赤ちゃんが生まれると、やっと「パパになったんだ」と自覚することが多いようです。
女性が働きながら子どもを生み育てる権利は労働基準法、男女雇用機会均等法、介護休業法などによって守られています。多くの法律は「みずから申し出た者」に対して有効なので、積極的に職場に改善して欲しいと求めてみましょう。
仕事内容や労働環境が母体や胎児に影響があるとみなされる場合、仕事の軽減、転換が求められます。(時間外労働/休日出勤/深夜労働など)
職場に保健指導や健診時間のための時間を求めることができます。また医師から「勤務時間や勤務の軽減」の指導が出た場合、職場はこれに従う必要があります。その他には妊娠、出産を理由に解雇してはならないことなどが書かれています。
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