つわりの症状が悪化して、日常生活を送れない程の病的な状態を妊娠悪阻と言います。発症率は全妊婦さんの1%程度で治療や入院が必要になります。
「つわり」と「妊娠悪阻」は明確に区別されていませんが、つわりは生理的な現象(病気ではない)とされ、妊娠悪阻は治療が必要(病気の一種)な状態です。
妊娠悪阻と診断されるのは次のようなときです。また妊娠悪阻は3期にわけられています。
常に吐き気、嘔吐がある。胃液や血が混じった物を吐く。食べ物を受け付けず体重が減り始める。脱水症状を起こし口の渇き、だるさ、めまい、便秘などが起こりやすくなる。尿中にタンパクが出ることもあります。
第1期の症状がさらに悪化します。ケトン体、尿タンパクで陽性が出るようになります。代謝異常による中毒症状が起こり、入院が必要になることがあります。
脳神経症状がではじめ、母体保護のため妊娠中絶手術を行う場合もあります。幻覚や視力障害、幻聴などの症状が現れ母体、赤ちゃんともに大変危険な状態になります。
ブドウ糖やアミノ酸、ビタミンなどを点滴します。水分や栄養を点滴で補えばほとんどの場合悪心、嘔吐などの症状は楽になります。
吐き気を抑える漢方薬を処方される場合もあります。個人差があるようですが、吐き気やムカムカがまったく無くなる人もいるようです。
妊娠悪阻が重症になると入院が必要な場合があります。入院と言うと深刻なようですが、環境の変化などで入院したその日につわりが楽になる場合もあります。ほとんどの場合は1週間程で退院できます。
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