子宮収縮抑制剤とは、流産や早産を予防するために子宮収縮を抑制するお薬です。子宮収縮抑制剤は副作用も考えられ長時間の投与は望ましくないとされています。「子宮収縮」とはママが赤ちゃんを分娩(娩出)しようとするときに起こる症状(分娩陣痛)で、これを抑えようとする薬が「子宮収縮抑制剤」です。
子宮収縮抑制剤は一時的に子宮収縮を抑えて、赤ちゃんの娩出を遅らせようとする薬です。しかし副作用のリスクが考えられ、出産後の赤ちゃんや母体に影響がないとは言い切れないようです。そのため流早産の危険性と子宮収縮抑制剤のリスクを天秤にかけて、医師によりもっとも安全な薬が投与されるはずです。
子宮収縮抑制剤の種類には、塩酸イソクスプリン(ズファジラン)、塩酸ピペリドレート(ダクチル)、塩酸リトドリン(ウテメリン)などの内服薬投与、あるいは塩酸イソクスプリン、塩酸リトドリンの点滴療法などがあります。