母乳信仰とは、「母乳が1番」という考えが浸透していることです。世界的に見ても日本は母乳信仰の傾向がかなり高いと言われています。母乳を熱心に勧める産院(助産師)が多く、母乳教室を頻繁に開催している影響もあるでしょう。
母乳信仰の考えは世界中のどこにでもあります。しかし欧米ではフルタイムで出産の直前まで働き、育児休暇の後はまた働き始める女性が多いため、どちらかというと粉ミルクの利用率が高いのかもしれません。
母乳のメリットは「本来の栄養価が高い上に、乳幼児のぜんそくや肥満などの発症率が減り、さらに脳の発達が促進されやすい」とされています。もちろん粉ミルク代がかからないこともあるでしょう。
そんなことから母乳が1番だと考える、「母乳信仰」あるいは「母乳信者」という言葉が存在しています。ただし母乳信仰の人の中には「粉ミルクじゃダメだ」という意見を押し付ける人もいて、「母乳派」「粉ミルク派」との間に論議を呼んでしまうこともあるようです。