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妊娠中のサプリメントの使用はメリットも沢山ありますが、デメリットもゼロではありません。サプリメントに頼りすぎて食生活が適当になったり、消化器官に負担をかけてしまうと効果が期待できません。サプリメントのデメリットを知って、上手に利用しましょう。
妊娠中は子宮が大きくなるほど周囲を圧迫します。脂っこい食事で胃もたれしたり、げっぷが出やすくなる人もいるので消化吸収のよいものがラクです。
サプリメントはそれぞれ違った成分でつくられていますが、基本的に水で飲みます。水が胃の働きをやさしく刺激して、サプリメントの吸収を助けるからです。
食後の服用がすすめられているのも、食事によって唾液や胃の働きが活発化して、消化吸収しやすくなるからです。つまりサプリメントだけでは短時間で消化吸収しない場合があります。
サプリメントは必要な栄養素をとることができますが、食事のように満腹感を感じたり楽しい時間をつくることはできません。
妊娠中は妊婦にしかわからないストレスやつらいこともあります。疲れやストレスが溜まっている時に、空腹になるとさらにイライラしたり、やる気をなくすこともあります。
つわりが原因で、空腹が耐えられない妊婦さんもいます。空腹になると気持ち悪さや不快感が増すのです。一時的でもそんな症状がある場合は、空腹で水とサプリメントを飲むことも不快になります。
サプリメントは錠剤や粉、カプセルです。ちょっと薬のような外見です。
食品のように美味しそうな味や香りではないサプリメントも多いです。
妊娠中に不足しがちな栄養素を、状況に応じて摂取できる便利さの半面、「味気がなくて薬のよう、継続していても楽しくない」と感じる人もいます。
妊娠中は特に、味覚や好みが変わることも珍しくありません。無味や機械的な味のするサプリメントに、敏感に反応してしまう妊婦さんもいます。普段なら「味気ない」と思うだけなのに「無機質で気持ち悪くなる」と思うこともあります。
サプリメントで栄養サポートすると、「食事で補うことができなくても大丈夫」と安心するものです。
安心してしまって、食生活が適当になったり、インスタント食品で済ませる日を増やしてしまうと結果的には栄養バランスが悪くなって、せっかくのサプリメントが吸収されにくくなります。
サプリメントは1日分だけでは販売されていないことがほとんどです。たいていは、効果を得るために継続するので1ヶ月分など、一定の期間続けることのできる量で販売されています。
ところが、実際に飲み始めてみたら「あんまり合わない気がする」「飲むと胃に不快感がある」「腹痛ばかりおこしてしまう」といった、嬉しくない症状が出ることもあります。
本当に合わないと、じんましんや嘔吐、発熱に至ることもあります。1袋買ったとはいえ、合わないときは中断して医師の診断を受けてください。ただ、そうなると購入したぶんが勿体ないとも感じてしまいます。
まずはトライアルサイズや少量で数日間だけ試して、様子をみることをおすすめします。
サプリメントのなかには世界共通に出回っているような商品もあります。その場合は、製造している国の基準があり、国内とは違う条件で製造・販売されていることもあります。
例えば海外で購入した場合は、国内とは違った基準でも販売されていると忘れないでください。
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