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妊娠中の髪トラブル

妊娠後期

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妊娠中によくある髪の悩みを、わかりやすく説明します。急にベタベタ地肌になったり、カサカサでフケが増えた。お腹が大きくなるとヘアセットが大変だし、髪をきるべきか等、妊婦にしかわからない悩みをまとめています。

シャンプーしても頭皮ベタベタ

妊婦の髪トラブル

シャンプーをしても、髪の毛に洗い流さないトリートメントを塗ったあとのようにベタベタしていることがあります。妊娠中ではよくある変化です。

今までさっぱりした洗い心地で、洗い流すとベタベタ感がなくなっていたシャンプーなのに妊婦になったら洗い心地までかわってしまうことも珍しくありません。

原因は1つではありませんが、シャンプーをしっかり洗い流した後のベタベタは皮脂が増えている状態です。

「きちんと洗えていないから皮脂が残っているのでは?」と思いがちですが、逆に洗いすぎていることも原因です。

しっかり洗いすぎて、頭皮に刺激を与えてしまい、頭皮を守るために皮脂が分泌されてしまうのです。

特に今までオイリーな地肌に悩んでいた人にとっては「またか・・」と思うような事態ですが、妊娠中は対処方法もちょっと変わるかもしれないと思ってください。

今まではオイリーなら皮脂をしっかり除去できるシャンプーだったかもしれませんが、今度は余分な皮脂は残します。頭皮が新たに皮脂を分泌しない程度に、皮脂を残すことも必要なのです。

こうした妊娠前と妊娠中の対処方法は、人それぞれです。自分の髪質や頭皮の変化を知ることから始めましょう。

くせ毛が目立つようになった

妊娠したら急に、くせ毛が目立つ人もいます。くせ毛に悩んだことがある人なら解ると思いますが、くせ毛は治しても補正しても、時間がたてば再び現れます。

妊娠によってホルモン分泌のバランスが変わることで、髪質が変化します。今まではすぐに真っすぐになっていたくせ毛が頑固になったり、髪のはねかたまで変わってしまう妊婦さんもいます。

くせ毛対策で、1番簡単なのは縮毛矯正やストレートパーマをかけて、毎日のお手入れをラクにすることです。ただ、妊娠中はパーマ液の臭いが気になったり、長時間座ることで腰やおしりが痛くなったり足の浮腫が目立ちます。

使用する液体が、妊娠中の体に影響しないかも心配です。全体的には大変ですが、妊娠中は前髪など目立つ部分だけ縮毛矯正している人もいます。あえてヘアアレンジでまとめてしまう人もいます。

くせ毛を生かしたゆるいアップヘアなど、隠したり補正するだけではなく、妊娠中だけの髪質を楽しむことも考えてみましょう。

毛先がパサパサ

妊娠中、毛先のパサつきが目立つ妊婦さんも多いようです。毛先を触るとチクチクするほど、水分がないことがわかることもあります。

妊婦はむくみやすいと言いますが、つまりは血行が悪くなりがちということです。髪の毛も頭皮に血行が流れてこそ、栄養が行き渡ります。

毛先は1番頭皮から遠く、古い髪なので栄養が必要なのに栄養が届くのに時間がかかります。常に髪に栄養がいくように睡眠や食事、ストレスに気をつけましょう。

そうはいっても妊娠中は不安やストレスがつきものです。食事が偏ったり、頻尿やお腹の張りで睡眠不足になることもあります。

妊娠中は当たり前のことができない期間でもあるので、そう簡単にパサつきが改善されない時はお手入れ不足ではなく、妊娠が原因だと考えましょう。

抜け毛が多い

妊婦は抜け毛が多いと聞きますが、実際は女性ホルモンが増えるので毛髪は抜けにくくなるとも言われています。かと思えば、シャンプーやブラッシング時にごっそり抜けてしまう妊婦さんもいます。

少なくとも抜け毛に悩まされている妊婦がいる限り、妊娠中の抜け毛はあると言えます。なかには頭頂部や前髪の生え際が薄くなってしまう妊婦もいるのです。

でも、こうした一時的に酷くなった抜け毛は妊娠症状の1つです。つまり出産後は徐々に回復します。焦らず、一過性の症状だと安心してください。

ちょっと気をつけたいのは、妊娠前から抜け毛に悩んでいる人です。妊娠することでさらにストレスを溜めたり、睡眠不足に拍車がかかった場合の抜け毛は、生活習慣や食生活の見直しが必要です。

髪が細くて切れやすい

妊娠前は太くてしっかりした1本だった髪が、妊娠中に切れやすくなることがあります。ロングヘアの人やストレートヘアが自慢の女性にとってはショックな症状です。

髪が細くなったり切れやすいときは、髪に栄養が行き渡らない状態が予想されます。

そんなときは頭皮が柔らかいか、触ってみましょう。頭皮は冷たい風にあたったり、気温の低い場所にいるだけでも血行不良になります。暑いときは皮脂汚れや汗が毛穴に詰まります。

頭皮が不健康だと、そこから生えている毛髪も不健康になってしまいます。もしも髪が細くなっているようなら、地肌をチェックしてみましょう。

また、妊娠中は女性ホルモンが多く分泌されているので髪が抜けにくくなる人もいます。けれど、産後はまたホルモンバランスが変わるので急に抜け毛が増えるケースもあります。髪の細い人は、産後の抜け毛予防に栄養をしっかり摂ってください。

お腹が大きくなったらヘアセットが大変

お腹が膨らみ始める妊娠中期以降は、お腹を支えてバランスをとりながら立つことで姿勢も変わってしまいます。自分が思っている以上に体は、バランスをとるために体力を使っているものです。

腕を上げ続けてドライヤーを使ったりスタイリングすることも、ひと苦労です。髪を巻くだけでも「こんなに腕が疲れるとは思わなかった」と思う妊婦さんもいます。

これは体力が低下していると言うよりは、お腹を支えて体がバランスを取るのに大変だからです。妊婦にしかわからない苦労ですね。

妊婦は髪を切るべき?

妊婦の髪

妊婦はヘアセットしやすい髪や、産後の慌ただしさを考えて短めのヘアスタイルを勧められることがあります。けっして義務ではないので、自分で髪のお手入れやセットができるのであれば切らなくても問題ありません。

1番大変なのは、産後です。新生児を残したままシャワーを浴びる時間すらとれない日もあります。美容室に行く日も定まらないかもしれません。そんなことを経験すると、「すぐに乾く長さ」「セットしやすいヘアスタイル」にこだわりたくなります。

くせ毛や毛先の広がりが目立つ人は、逆にショートヘアにすると髪を落ち着かせるのに苦労します。もともと髪の量が少なめの人も、カットによってはふんわり感が出しにくくなるので、毛先だけ巻けるような長さが必要な人もいます。

ヘアスタイルは自分の気になるところをカバーしつつ、セットできるほうがお手入れがラクです。ロングヘアやショートヘアといった長さにこだわるよりも、自分の気にしているところを簡単にカバーできるかどうかに重点を置いてみるのもよいでしょう。

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