「おっぱいの変化はない」と答えた人が36.3%で、それ以外、約3分の2程度の人が妊娠初期の段階でおっぱいの変化を感じています。妊娠するとホルモンバランスに変化が起こり「プロラクチン」というホルモンがおっぱいに大きく作用するようになります。
プロラクチンとは脳下垂体から分泌されるホルモンで、乳汁の分泌を促す働きをします。つまり出産後に赤ちゃんに与えるための「おっぱい」を作り出す大切なホルモンなのです。
また女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンの分泌が増えることも影響します。妊娠中には乳輪が黒くなったり広がったりすることもありますが、産後には元に戻りますので気にしないようにしましょう。
ただし妊娠していなくても生理前におっぱいが張る人はかなりたくさんいます。妊娠の症状として判断するなら、「いつもと違ったおっぱいの変化」ということが大切でしょう。
経産婦やもともと乳腺が発達している人は、それほどおっぱいの変化がないと言われています。妊娠初期におっぱいの症状がなくても心配は要りません。
母乳が出る仕組みについてもっと詳しく知りたい方はママのおっぱい解剖図が参考になります。