厚生労働省が発表している人口動態統計月報年計(概数)と、だいたい同じような結果となりました。現在日本では、1年間に生まれる子どもの数は約100万人程度。出産のピークは「30~34歳」の年齢層が1番多く、次が「25~29歳」となり、そして「35~39歳」と続いています。
以下に厚生労働省が発表している表(母の年齢・出生順位別にみた出生数の年次推移)を引用いたしました。
このグラフの「母の年齢、総数」を見ると、「20~24歳」「25~29歳」の年齢層が毎年減少傾向にあるのが分かります。
それに比べて、「35~39歳」の年齢層は横ばいであり、「40~44歳」「45歳~」の年齢層は出産数が増加傾向であることが分かると思います。
原因は晩婚化と子どもを作る意識の低下(不景気などで)、それに加えて不妊治療の技術の発達も関係しているでしょう。
今後もこの傾向は続いていくでしょうが、興味深いのは、出産数のピークとなっている「30~34歳」の年齢層です。この年齢層の数字が「増えるのか減るのか」、ということで、今後の人口の増減が決まってくるかもしれません。