胎児心拍確認は妊娠6週後半から7週前半にかけて確認された方が多いようです。早い人は妊娠6週以前(5人に1人程度の割合)にも確認できています。胎児心拍は妊娠7週でも簡単に説明していますが、心拍動とは赤ちゃんの心臓の鼓動のことをいい、超音波によってモニターに映し出された赤ちゃんにチカチカと動きがあれば、心臓が動いていて赤ちゃんが元気に育っている証拠です。
またこのころになると赤ちゃんの大きさを調べられるようになります。赤ちゃんの大きさは、頭骨のてっぺんからお尻の突出部の中点までの長さを測り、この長さのことを頭殿長(CRL)と呼んでいます。
上の写真(ピーコちゃん)は、妊娠7週と4日で心拍が確認された写真です。CRL(赤ちゃんの大きさ)は、1.19cmとあるのがわかります。
もう一枚、上の写真は(ゆきこさん)は妊娠7週と6日で心拍が確認、CRLは、12.1mm(1.21cm)とあるのがわかります。妊娠7週前後の赤ちゃんは、CRLの大きさで赤ちゃんの成長を測定し、この大きさによってて妊娠週数を逆算ないし補正していくことになるのです。
よく胎嚢や赤ちゃん(CRL)の大きさについての情報が欲しいと要望をいただくことがあるので、簡単に記載しておきます。参考:マタニティ診断ガイドブック第2版
胎嚢(GS) 6w5d→2.8(cm) 6w6d→2.9 7w0d→3.0、3.1 7w1d→3.2 7w2d→3.3 7w3d→3.4、3.5 7w4d→3.6 7w5d→3.7 7w6d→3.8 8w0d→3.9、4.0 |
CRL(赤ちゃん) 7w4d→1.0(cm) 7w5d→1.1 7w6d→1.2 8w0d→1.3 8w1d→1.4 8w2d→1.5 8w3d→1.6 8w4d→1.7 8w5d→1.8 8w6d→1.9、2.0 |