初診で1番大切なことは、「正常妊娠しているか?」ということです。この判断を行うのが、胎のう(赤ちゃん入っている袋)が、子宮内に確認できるかということ。胎のうは妊娠4週の終わりから5週にかけて確認できます。
今回のアンケートでは「予定日1週間後」に半分以上の票が集まっています。生理予定日1週間後とは、妊娠5週。まさに胎のうが確認できる時期に、多くの人が初診を受けていることが分かります。
「e-妊娠」でも妊娠5週ころの受診をお勧めしていますが、他の時期に受診してもそれぞれメリットがあります。
例えば妊娠5週以前に病院に行く場合は、正常妊娠が確認できない代わりに、異常妊娠(子宮外妊娠、流産など)にいち早く気づきやすいと言えます。また逆に妊娠5週以降に受診する場合は、異常妊娠の対応が遅れますが、いきなり心拍(赤ちゃんの心臓)が確認されることがあるのです。
妊娠初期には赤ちゃんの成長に、必要以上に敏感となってしまいます。不安であることはおなかの赤ちゃんにもいいはずはなく、赤ちゃんの成長を信じる心が大切です。