大部分の人が妊娠してから便秘気味になったと感じているようです。妊娠初期の便秘は、胎盤を作るプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が高まることが1番の原因と考えられています。胎盤が完成される妊娠4ヶ月ごろになると、いったん便秘が解消される人も多いでしょう。
しかし残念ながら妊娠6ヶ月ごろになると子宮が増大が原因で、再び便秘に悩まされるかもしれません。便秘は妊娠中を通して妊婦さんの大きな悩みとなるでしょう。「e-妊娠」で勧める便秘対策は以下の通り、これを実践すれば、かなりの効果が見込めるはずです。ぜひお試しあれ。
便秘対策の基本中の基本です。便秘を解消するには、まずは便意を逃さないこと。便意を抑えてしまうとタイミングを失ってしまうばかりか、腸の筋肉が弱まってしまい、なおさら便秘を促進してしまうことがあります。トイレに行くにはなかなか落ち着けない状況もありますが、そんなときにも我慢はしてはいけません。
当サイトで考える、便意が引き起こされるもっとも強い状況は、「静かで空腹状態の胃の中に、食べ物や飲み物が入り胃や腸が刺激される」というシチュエーションです。それを考えれば、便秘対策の1番のチャンスは寝起きで空腹時である「朝食の時間」なのです。それに加え朝食は規則正しいリズムを作り出す1日のスタートといえます。便秘対策をおこなう上で、朝食は絶対に抜かないようにしてください。
生活にリズムを付けることが便秘解消に結びつきます。人間の体は反復運動を好みます。毎日同じ時間にトイレに行くことで、脳や体に「排便の時間だ!」と思い込ますのです。同じようにトイレだけではなく、1日のすべての行動にリズムをつけるようにします。規則正しい生活が、便秘解消につながります。
食物繊維は腸内で消化されにくいため、水分を吸収した状態で腸内を通過しようとします。水分を含んだ排出物は排便をスムーズにすることを助けてくれます。フルーツではプルーン、アプリコット、いちじく、レーズンなどがとくにお勧め。野菜では、にんじん、セロリ、きゅうりなどがよいでしょう。
水分は便を柔らかくする働きがあり、水分の摂取量が少ないと便秘を引き起こしやすくなります。とくに腸の働きを活発にする、フルーツジュースや野菜ジュースなどが効果があります。また朝起きたときに、まっさきに水や牛乳を飲むことも便秘対策に効果があるのでお勧めです。
運動することで腸の働きを促進し、便秘解消に結びつくことがあります。激しい運動は必要ありません。毎日決まった時間に10分の散歩をするだけで、驚くほど便秘が解消されることがあります。思いたったときに運動をしても効果がありますが、「決まった時間」にすればさらに効果があるでしょう。
精神的なことから便秘につながることもあります。仕事や家庭内のストレスをなるべく解消することに努め、またストレスを感じる場所には近づかないようにします。規則正しくストレスフリーな毎日が、結局は便秘対策に結びつくのです。