年齢など絞り込みでるようになりました。苦しみを乗り越えた人たちの妊娠報告...
「笑顔で返してしまう・・・」、無神経な言葉に多くの人がこう対応しています。妊娠を望む期間は、誰に迷惑をかけているわけでもないのに、なぜか遠慮をしまうことがあります。それは「なかなか子どもを授かれない」、「不妊治療をしている」ということを周りに知られたくない場合が多く、そのあたりが関係しているのでしょうか。
実際には笑顔の裏で顔が引きつり、心の中では泣き叫びたいような衝動にかられ、一刻も早くその場から逃げ出したいような状態でしょう。そして「我慢を重ねる」ということがストレスに結びつき、精神状態にまで影響し、ホルモンバランスを崩してしまう人もいます。
日本人は「愛想笑い」が多く、「ノー」といえない人種と言われています。本当ならもっともっと感情を表し、嫌なことには毅然(きぜん)とした態度をとる方法もありそうです。
笑顔では対応しませんが、ただ我慢をする人も多いようです。こちらの態度から相手が空気を読んでその話を止めてくれることもありますが、多くの場合は相手に伝わらないようです。
もともと向こうは「赤ちゃんを欲しいと頑張っている繊細な気持ち」など理解していません。あまりに無神経でしつこい人には、「ああ、この人はこういう人なんだ・・」と、割り切り、その後は距離をおくことも必要かもしれません。
ただ「不妊」ということに敏感になりすぎるのも問題がありそうです。赤ちゃんや妊婦さんの存在、話題をすべて避けて通るわけにはいきません。なかなか難しいことですが、「ある程度は仕方がない」と、割り切ることも大切だと思います。
「いちいち気にしていたら身が持たない」、と割り切る人もいます。すでに苦労を重ねてきた人に多く、「ストレスがいけない」と、自分をコントロールするのがうまい人に多いようです。
不妊期間中には人間的に成長し、あるいは我慢強くなる人がたくさんいます。本当は悔しいときもあるでしょうが、「相手をするだけ自分が馬鹿を見る」という考え方もいいのではないでしょうか。
「他人は他人、自分は自分、赤ちゃんを授かるまで必要以上な交流を持たなくてもいい」と、前向きでさばさばとした性格の人もいます。
「どうしてそんなことを言うの?」「なんでわかってくれないの?」と、その場で泣いてしまうこともあるでしょう。またその場では我慢ができても、1人になってから、あるいは旦那さんの前で、再び思い出して泣いてしまう人が多いかもしれません。
「無神経な言葉」、そのものに悲しくなる場合もあるでしょうが、多くの場合では、今までの苦労や努力が報われないこと、そして我慢を重ねてきたことなどが、一気にその言葉で爆発してしまうのでしょうか。
つらい不妊期間を乗り越えた人のコメントでは、「我慢をするよりも泣きたいときは泣けばいい」と、助言することが多く、泣くことがストレス発散につながることも多いようです。
無神経な言葉には、「はっきりと文句を言わないと伝わらない」と考えることもあるでしょう。ただそのために、「人間関係が崩れてしまわないか?」、「その場の雰囲気を壊してしまわないか?」などと遠慮がちになることが多く、文句を言える人は意外と少ないようです。
難しいですが、相手に悪気があるか?ないか?で、対応を変えてもいいかもしれません。特に、こちらのプライベートにズケズケと踏み込んでくる無神経な言葉には、「はっきり文句を言う」と考えてもいいのではないでしょうか。