おしるしについてはこちらで詳しく説明していますが、おしるしとは何なのかをこのページでもう1度おさらいしたいと思います。なぜ、おしるしが出産のサインとなるのでしょうか?
そもそも赤ちゃんはどんどん成長していて、もうこれ以上ママのおなかの中で大きくなるスペースがないのです。赤ちゃんはどこかに逃げ場を求めたいのですが、卵から産まれる動物のように殻を破るわけにもいきません。
そこでわずかな隙間の子宮口から外の世界に出ようと試みることになるのです。子宮が限界まで大きく膨らむことでママの体にも変化が起こります。それまでは赤ちゃんが落ちてしまうのを守るために、子宮口は狭くてゼラチン状のネバネバしている栓のようなものが蓋をしています。
しかし子宮口の開大とともにまずはこの蓋(粘液栓)が外れます(この塊をおしるしと思う人もいるでしょう)。そして蓋が外れることによって子宮や子宮頸部からいらない不要物が流れ出ることがあるのです。
これこそが「おしるし」と呼ばれるもので、毛細血管が破れたり卵膜が擦れたりして軽く血液が混じっていることが多いでしょう。また粘液がドロドロしていて量が増えることも1つの特徴です。
しかしおしるしは個人差があり出産のサインの決定的な決めてはとはなりません。はっきりとおしるしだと気付く人もいれば、なんら症状すら起こらない人もいるでしょう。まったく違う原因のピンクのおりものを「おしるし」だと勘違いすることすらあるのです。
アンケート結果でも「おしるしがあった」と答えた人は7割程度に留まりました。おしるしがあった場合はだいたい3日以内に陣痛が始まることが多いようです。ただし1週間たってもお産が始まらないこともあり、そういった意味でも「おしるし」らしきものがあってもすぐに慌てないで、慎重に経過をみることが大切です。
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