妊娠判定から出産まで、1人の妊婦ゆりさん(仮名)の妊娠症状と妊婦健診の様子を紹介します。はじめての妊娠で健診に緊張する人や、どんな検査をするのかわからない時の参考にしてください。8回目は妊娠8ヶ月、先月から月に2回の妊婦健診です。体重増加が心配になるものの、赤ちゃんのために栄養ある食生活を心がけています。
30wになっても尿たんぱくは±のままで改善されていません。ゆりさんの場合は血圧も高めなので尿たんぱくが変化しやすいようです。尿たんぱくがプラスになると血圧もあがりやすく、またその逆もあるので、尿たんぱくと血圧両方に注意が必要です。
たんぱく尿を防ぐためには、具体的には食事改善がおすすめです。妊娠30wは妊娠後半の食生活を見直すにはよい機会です。
たんぱく質を含む卵や乳製品・肉類・豆類の摂取量をチェックしてみましょう。野菜と薄味を優先した調理方法が大切です。肉類が食べたいときは、しゃぶしゃぶのように茹ででサラダに加えてください。こってりした味付けを避けることができます。
30wになったゆりさんの体重は妊娠前から比べて、+7.45キロです。前回の28wのときは+7キロだったことで体重増加が気になっていましたが、落ち着いた増加に安心しました。
ただ、妊娠後期になって自宅で過ごす時間が増えるので、食事内容や生活リズムを崩さないようにすることが目標に上がりました。
妊娠8ヶ月、30wの妊婦健診料は、妊婦指導料が3500円、尿検査が500円、内診として1500円でした。そのうち自治体の妊婦健診割引を利用したので現金では1500円の支払いでした。
今回は超音波検査がなかったので受診料が少ないのですが、やはり赤ちゃんの様子は気になるので次回が楽しみです。
妊娠8ヶ月に入って母親学級がありましたが、30wの妊婦健診の2日後に両親学級がありました。ゆりさんは母親学級に参加したあとだったので、特に緊張しすぎることもなく参加できました。予約制で、費用は2時間で3000円でした。
両親学級は4組の夫婦で、パパへの説明がメインでした。お腹に妊婦体験のできる装具をつけて階段を上がったり、寝転がって起き上がる動作を体験してもらいました。実際に妊婦のように大きなお腹周りで動くと、どんなことが大変で体に負担がかかるかを知ってもらうことができました。
両親学級では、実際にベビーバスにお湯をはって人形をつかった沐浴練習もしました。母親学級はお産への心構えや説明が多かったのに対して、両親学級は実践的な説明が多かったようです。
産院がつくった陣痛からお産までのビデオは、パパがお産の流れを知るよい機会でした。家庭で口では説明できない妊娠や出産について、伝えるチャンスだったようです。
妊娠8ヶ月に入って、ゆりさんは産休に入りました。仕事量は最後まで変わりませんが、有給消化のため休暇が多かったようです。有給を利用して妊婦健診にも通うことができたので助かりました。
仕事の最終日は、周囲から気持ちよく送り出してもらうことができたので安心して残りの妊婦生活を送ることができそうです。まだ具体的には考えることができませんが、仕事に関してはどうやって復帰することがベストかを考える時期がやってきそうです。今はお産まで健康に過ごすことに集中して、時期がきたら考えていきたいそうです。
ただ、妊娠前のように長時間は働くことができないだろうと予想しています。まだ先のことですが、産休に入ることでゆりさん自身の働き方を考えるタイミングでした。
妊娠30w頃の胎動は、動きが大きくてびっくりしてしまいました。胎動で眠りにつけない時もありました。逆に胎動を感じないと心配になる日もあります。
妊娠30w頃はヨーグルトが食べやすくて、空腹を満たしたいときによく食べました。ハチミツを加えたり果物と一緒に食べています。
たんぱく尿を考えるとヨーグルトなど乳製品の摂取は控えめにすることがおすすめですが、ヨーグルトは他にも栄養素を含んでいるので適量を心がけて摂取しましょう。
次回→健診、9回目(32w)
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