e-妊娠top 不妊治療と不妊症 体外受精体験談 もうさん

体外受精体験談 もうさん

木村さん
妊娠できたよ!
妊娠できたよ!

年齢など絞り込みでるようになりました。苦しみを乗り越えた人たちの妊娠報告...

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  • 名前もう
  • ねんれい30歳
  • 不妊期間2年
  • 費用約160万円

体外受精までの過程

結婚する半年前から、自己流のタイミング法で子作りするも授からず。大学病院を夫婦で受診し検査したところ、夫の精液から精子が確認できず。私には大きな問題はなかった。

ARTでないと妊娠は不可能と診断され、すぐに不妊治療専門のクリニックを紹介してもらい、体外受精を行う運びとなる。そこでの精査で夫は高度乏精子症(射出精子に極わずかに精子がいた)と診断された。

大学病院で無精子状態と診断されたときは、夫婦共にショックだった。IVFはお金もかかるし身体的に辛いことも聞いていたので、金額を決めて5年だけ頑張ろうと夫と話し合った。夫は初めから(男性因子と分かる前も)協力的で、思いやりをもって接してくれていた。

体外受精のスケジュールと卵巣刺激法

まず、体外受精の予備知識を得るのが準備だと思います。ARTクリニックが行う不妊治療のセミナーがあり、IVFを受ける前にセミナーを受講するか、セミナーのテキストをよく読むよう推奨されていました。

私は看護師で医療的知識はあるので、私がテキストを熟読し、夫に教えていました。ある程度の知識を持って治療に望まないと、医師・看護師の話は半分以上わからないかもしれません。とはいえ医師の説明で分かりにくいことは、看護師がきちんとフォローして教えてくれる良いクリニックでした。

採卵はAMH(3.5)と年齢からロング法で行いました。仕事をしていたので、治療予定が月経周期でずれないよう、ピルを飲んで月経開始日を調整しました。私のロング法は以下の通りで、採卵日当日に夫の採精(MD~TESE)も行いました。

(実施月はx、yで表記)

x/18~30 ピル(プロギノーバ)内服1日1回、5/25ナファレリール点鼻薬1日2回

y/4 ナファレリール点鼻薬1日1回に変更

y/4~ HMG「TYK」、ゴナピュール、HMGフェリングを指示通り皮下注射

y/7~夫婦で抗生剤内服

y/10 HMG「TYK」で副作用(発赤・硬結・発熱)あり、ゴナールエフに変更し皮下注

y/12 TESE前カウンセリング(施設の方針でTESEするカップルは必ず)。

TESEで精子が取れない場合、今後の治療をどうするかという内容が目的のようでしたが、夫の射出精子からわずかに精子がある状態だったので、誰にも話せなかった治療の辛さや赤ちゃんが欲しい理由を話した気がします。

y/14 採卵、卵胞は15~20mmが多数あり。
    夫は採精、射出精子とMD~TESE施行。

ここまでの通院回数は夫婦合わせて9回です。

採卵、受精の様子

夫婦共に日帰り手術で採卵、採精行いました。2人部屋の安静室に通され、そこで手術前の準備をしました。

採卵前に血管確保して、痛み止めの座薬を入れてから手術台へ。手術室には医師一人に看護師が二人、培養士一人です。膣内に器械を入れたり、注射したり鈍い痛みは少しありました。一人の看護師が常にそばにいて、声かけをしてくれたので、緊張や不安はあまりなかったです。

大きなモニターがあり、医師が卵胞穿刺して得た卵胞液から卵子が採取される様子が映されました。それを見てると、少しくらい痛くても大丈夫と思いました。10~15分程度で採卵は終わりました。

夫もMD-TESE前に血管確保、痛み止めの座薬を入れて手術室へ行きました。1時間くらいの手術時間だったと思います。局所麻酔で行いました。帰室後しばらくは痛くないといっていましたが、2時間位すると麻酔がきれてきて、痛み止めを追加で飲みました。

結局、MD-TESEでは精子が確認できなかったので、射出精子を使用しICSIを行いました。前進運動良好な精子が20匹程度だったそうです。

採卵で26箇所穿刺して、18個卵子採取うち成熟卵子が12個でした。12個すべてをICSIし、正常分割したのはたった4つ・・・(受精率80%、胚盤胞まで成長するのは50%と言われた)。

採卵後、OHSSになったため新鮮胚移植はできず。医師より、分割胚で凍結するか、胚盤胞までまって凍結するか選択するよう言われました。

4つしかない分割胚。胚盤胞になるのをまって全部だめになった方もいると説明されました。その日の受診は夫と一緒じゃなかったので本当に困りました。胚盤胞に成長する確率だってあてにならないし。

やむを得ず仕事中の夫に連絡して相談、看護師とも相談し、胚盤胞まで成長できない受精卵は移植しても妊娠しない可能性が高いし、逆に胚盤胞まで成長した受精卵は生命力が強いのだ、という結論で胚盤胞での凍結保存を選択しました。

1つあれば儲けたものだ、という気持ちでした。結果は2個!!2個も胚盤胞まで成長してくれ、凍結保存できました。しかも4BAの良好胚盤胞でした。

胚移植、妊娠判定のこと

凍結胚移植のときも、治療予定がずれないようピルで月経開始日を調整し、ホルモン補充周期で行いました。使用した薬はプロギノーバとルトラールです。ホルモン剤は移植後も継続しました。

迷う方も多いようですが、アシストハッチングは行いました。少しでも着床率をあげたかったことと、クリニックの技術を信頼いていたことが理由です。SEETも1本ありましたが、1回目でだめなときのために今回は使用しませんでした。

胚移植術で辛かったのが、おしっこを我慢することでした。手術しやすいよう、手術2時間前くらいからおしっこを我慢するのですが、いつもトイレが近いので辛かったです。

医師1人、看護師1人、培養士1人で患者確認を行い、カテーテルで子宮内に受精卵を戻します。カテーテルが入るときはツキンと痛かったです。移植後は安静にせず、日常生活でよいという方針のクリニックだったので、すぐに帰宅しました。

クリニックから、妊娠判定までの注意点など詳しく書いたものをいただくので、その指示に従いましたが、特にトラブルはなかったです。

4w0dが判定日でしたが、3w5d(胚移植後7日目)に市販の妊反検査薬でフライング検査をし、うっすら陽性でした。クリニックでの妊娠判定は採血し血中βhCG値で行います。結果はβhCG318あり、妊娠反応陽性でした。

体外受精の感想と今後の人へのアドバイス

内服薬や皮下注射といった薬が多く、私の場合副作用も辛かったので、精神的にも身体的にも辛かったです。採卵も、凍結胚移植もその手術を迎えるための身体的準備が大変でした。手術手技は、技術のあるクリニックだったので痛みで辛いということはありませんでした。

どの不妊治療でも共通だと思いますが、とにかく精神的辛さが一番でした。上手くいくか治療に対する不安、経済的負担、子どもが欲しい焦り、子どもができた人への妬み・・・そんな自分に対する自己嫌悪。思い出したくないです。

治療はすべて結果論だと思います。とても辛かったですが、結果的に1度で成功したので、私は体外受精を行って本当に良かったし、不妊治療を29歳で始めたので若いうちに開始できてラッキーだったと思います。

また、男性不妊で悩んでいる方。泌尿器科の不妊専門医がいる、または提携している、男性不妊の実績がある病院をおススメします。夫は化学療法後で、造精機能に影響を強く及ぼす薬剤を長期間使用したことで、高度乏精子症になりました。それでも今回妊娠できました。そういう方もあきらめないで受診してみてください。

いろいろ、不妊治療の勉強をしていると年齢の影響は否定できないですよね。人工授精で成果が出ない方が、卵子・精子の若いうちに早めにステップアップすることは、間違いでは無いと思います。ただし、治療する施設は、きちんと実績があり口コミもよいところを調べて吟味することをおススメします。

ARTは高額です。どうせやるなら技術や医師・看護師など信頼できるところでやりたいですよね。 赤ちゃんを望む方々の願いが叶うことを、心より応援しています。

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