年齢など絞り込みでるようになりました。苦しみを乗り越えた人たちの妊娠報告...
結婚前に卵巣のう腫で手術を経験。結婚して3か月で陽性反応。忙しくて受診できないでいるうちに出血。子宮外妊娠か初期流産だったのだろうとの診断。
このことがあったのでいずれできるだろう…くらいに考えていましたが、その後2年くらいできず、タイミング法を始めました。しかし、それも1年続けても妊娠せず…で、体外受精を勧められました。
まず、初診でカウンセリング。一通りの検査結果で特に問題なし。そのため、初回は完全自然周期で採卵でした。だいたいの排卵期に受診して採卵日を決めるというものです。薬も使用しません。
採卵した卵子(自然排卵なので1個でした。)が未熟だったため病院の方針で顕微受精となりました。(卵ちゃんが成熟するまで培養してくださいます。)2日後、グレードは少し低いものの移植可能ということで胚移植。移植後はホルモンの安定のため服薬。でも、着床はしませんでした。
2回目。前回着床しなかったのでお薬を使ってみましょうとのことで、生理8日目と10日目に注射。12日目の診察で2日後採卵。お薬で刺激したので卵子は2個とれる。
卵ちゃんも成熟していたので顕微ではなく、ふりかける方法で受精を試みるものの、1個は受精せず。もうひとつはなんとか受精したもののその後の分割が遅く結局移植には至らず。(戻しても着床する確率が低いとのこと。)
2度うまくいかなかったあとのカウンセリングで一度卵巣を休ませましょうと1周期排卵を止めました。その後の生理3日目で受診とのことでしたが、仕事の都合と金銭的なことで今はお休み中。
お休みしつつも排卵期をねらっての仲良しはしています。 2回とも採卵前にスプレキュア点鼻薬を使用しました。
採卵は病院独自の針を使っているとのことで麻酔もしません。確かに1度目は全く痛みもなく、脇のモニターで「はい、これが卵子です。はい、いま採ります。はい、これが採れた卵ね。」見ながら説明してくれます。
2度目は研修医みたいな人の執刀だったせいか、卵のできた位置のせいか痛みもあり、出血もしました。(その後問題はありませんが。)研修医といってもそばにはベテラン医師がいました。
出血をしたときは痛いし不安だしひょえーと思ったのですが、個人的には麻酔をするより、多少の痛みはあっても意識のある中で採卵出来るほうが、その後の結果がどうあれ自分で納得しやすいように思います。何かあったときの対応の様子も見られますから。
胚移植も麻酔なしでモニターを見ながらでした。採卵した翌日に受精したかの電話確認。さらに翌日、受精卵が分割しているかの電話確認。
さらに翌日、実際移植できるかどうかの電話確認をしてOKだったらその日の午後に移植です。この日々の電話が試験の合格待ちのような緊張でした。3次試験まである…みたいな感じですね。
私の場合、2回目のときは、受精はし始まっているんですけど、とってもスピードがゆっくりで…また明日電話してくださいと補欠合格みたいな状態だったのです。
こうなるとまえもって仕事の都合をつけておくことは難しいです。状態によって移植の日も変わるので…。「明日かあさってお休みください。」という感じです。
当日は移植の前に培養士さんから受精卵のグレードの説明があり、採卵から受精、分割までの経緯や状態を細かく教えてくださって写真もくれました。
すごく愛おしい写真ですよ。移植後はその日からホルモン剤を服用して移植12日後に診察です。この間に何かあれば連絡くださいとのこと。
私は原因不明と不妊とのことでもやもやはしますが、幸いなことに排卵がしっかりしているので、採卵の日に卵がとれないという不安はありませんでした。
しかしながら、一言で体外受精といっても、採卵出来るほど卵胞は育つか、実際採卵できるか、採精できるか、受精するか、分割するか、と移植までに何度も関門がありますし、移植後も着床するかどうかは神のみぞ知るといったところです。
それをひとつひとつ乗り越えるには夫婦で協力することが大きな支えになるかなぁと思います。
そこまでしてでも本当に子どもが欲しいのか、体外受精したことを後に子どもに伝えるのか、親戚には??などなど体外受精前に夫婦で話し合いをしました。子どもができる前にそういう話ができて、育児観をお互い知れることは有意義だともおもいます。
してよかった、というのが感想です。
2回チャレンジしてどちらもダメでしたが、親になるって自分にとってどういうことかを深く考えることはできましたし、その中で、親になるって責任重大でちょっとこわい…と思ったのも事実なので、まだお母さんになるのは早いよと神様が猶予をくれているのかも…と思ったりもしています。
できたら本当にうれしいけれど、子どもがいない今を大事にすることもすごく大切かなと思っています。
子育てってすごく大変だと思うし、イライラしたり、不安になることもあるだろうし、可愛いだけじゃない。そのことを忘れてただ妊娠することだけを追い求めると、私の場合、いざ育てるときにパワー不足になりそうで(笑)
いないうちだからこその生活をたくさん楽しんで人生を謳歌して、そのなかで無理のない範囲で治療して、いずれ最高のプレゼントがもらえたら、そのときは精一杯子育てに奮闘したいな、と思っています。
次回の治療まで地道にお金を貯めつつ、日々を楽しみたいと思います。
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