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体外受精体験談 ひげピンクさん

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  • 名前ひげピンクさん
  • ねんれい34
  • 不妊期間2年
  • 費用25万円

体外受精までの過程

一通りの検査の結果、私は多嚢胞性卵巣症候群の可能性あり、主人は精子の数が少なめと判明しました。 半年間のタイミング法や人工受精2回で特に妊娠することもなかったため体外受精を先生より提案されました。

夫婦共働きで所得上限を超えているため県の助成金もいただけないため金銭的な問題もありますし、身体に負担もかかることのため夫婦で話し合った結果、やらずに後悔するよりやって後悔した方がいいという話になり、体外受精に挑むことにしました。

体外受精のスケジュールと卵巣刺激法

採卵前の周期の排卵後2週間は低用量ピルを服用しました。 生理が来たら朝晩にナファレリール点鼻薬、ゴナールエフ150単位の自己注射を生理3日目から5回行いました。

生理から8日目だったと思います。採卵前の診察で卵胞の内診と血液検査、心電図を行いました。 仕事をしているのでそれまでは特に病院に行かずに済むようにしてくれました。

その診察時に生理から13日目頃採卵予定との話になったのですが、その日の夜、病院から電話があり、ホルモン検査の結果、採卵が前倒して明後日(生理から10日目)になるとのことになりました。

夜遅かったですがそのまま病院へ行き肩に注射を打ってもらいました。

採卵、受精の様子

生理から8日目の診察以降、採卵当日までは普段通り過ごしました。 少し卵巣付近がチクチクする程度で体調は特に変わった点はありませんでした。

採卵は生理から10日目の朝8時頃行いました。 採卵数が多いことから静脈麻酔で鼻に抜ける匂いが来たかと思った瞬間、一気に意識が遠のいていくようなずっと夢を見ているような感じでした。 採卵は10分か15分程度で終わったと思います。

終わった直後看護師さんに話しかけられて返事したら「返事した!!麻酔から覚めるの早いですね!」と驚かれました。お酒に強い人は目が覚めるのが早いそうです。(汗) 人によっては静脈麻酔で吐いてしまうようですが、私は特に気持ちが悪くなったりもしませんでした。

採卵の間何度かうつらうつらと意識が戻ったようなときがあったのですが痛いとかはさほど思いませんでした。

卵の数に対して主人の精液が少ないのでできることなら追加で持ってきてもらえないだろうかと培養土さんに言われ、採卵直後まだ舌の回らない状態で手術台の上で主人に電話しました。手術台の上で電話とはなかなかできない体験だったかも?!

採卵後は病院でお昼頃まで寝て過ごし、出血が止まったかどうか診察してもらい、膣に詰められていたガーゼを取り除いてもらいました。 美味しいお昼ごはんが出てもりもり食べてから昼過ぎに帰宅しました。

お腹の痛みは採卵後から周期的にズキズキ来ました。とりあえずひたすら寝て過ごしました。 採卵翌日とその翌日は38度の熱が出ましたが風邪のような倦怠感はなかったため普段通り出勤できました。熱よりお腹のズキズキのほうが辛かったですね。

採卵数が多かったため卵巣過剰刺激症候群になる恐れがあるのでカバサールを5日間服用するよう言われました。後は抗生剤を朝昼晩5日間服用しました。 特に卵巣過剰刺激症候群の症状は出ませんでした。

採卵数21個のうち1個は空の卵胞で20個が成熟卵でした。 15個を体外受精を試みたもののうまく受精できず、最後の5個は急遽顕微受精になりました。 (病院側の判断で急遽顕微にしたため、会計時に顕微受精にかかる料金の請求はありませんでした。)

顕微にした5個は受精はできましたが分割のスピードが遅く、受精から5日目と6日目でもいびつな分裂だったり途中で止まってしまったりと全てだめでした。

今回は残念な結果となりましたが、次回の採卵時は顕微受精に絞り、卵の分割を促す酵素が少ないようなので培養時に卵の分割を促進する薬を使ってみてまた頑張ってみましょうとのお話になりました。

体外受精の感想と今後の人へのアドバイス

主人も私も常勤で仕事が忙しく、スケジュールが合うか心配でした。 運良く採卵日が休日になったので助かりました。

病院も仕事しているかどうか気にかけてなるべく無理のないように計画を立ててくれたので無理なく採卵に臨めました。 残業があっても決まった時間にできるように毎日カバンには点鼻薬入っていましたが(笑)

手術台の上に乗ったらさすがに怖いというか痛いのかなとか麻酔ってやったことないしどんななのかなと色々不安でそわそわしましたが、看護師さんたちの励ましもあって頑張れました。

先生や看護師さん、培養土さん、主人、皆さんがいて今ここにいるんだなぁ、一人じゃないんだなぁと思ったのは覚えています。

今回は胚にまで育たず残念でしたがまた次回頑張ります!

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